あなたは自分を、運がいい人間だと思いますか。
自分を運がいいと思うかどうかは、ポジティブになれるかどうかに関係しています。
もちろん運は、あくまで運。
自然の成り行きであり、人間の意志を超越した働きです。
運をよくしたくても、偶然やタイミングの要因が強いため、個人の努力には限界があります。
しかし、自分のことを運がいいと思うかどうかで、出来事に対する感じ方や考え方が変わります。
ネガティブな人は「自分は運が悪い」と思っています。
運が悪いと思っていると、自分の身に起こることがすべて運悪く思えるようになります。
駅の改札を通ってホームに入った瞬間、電車が出発して間に合わなかったとき「自分は運が悪い」と腹を立てます。
逆に、出発直前の電車にぎりぎり間に合うと「よかった」と安心するだけになるでしょう。
買いたいものがあってデパートに行くと、ちょうど売り切れだったときも「自分は運が悪い」とため息をつきます。
逆に、ちょうど最後の1個が手に入ると「ぎりぎりだった」と普通に安心して終わりです。
「自分は運が悪い」と思うと、不運に注意が向くため、運の悪いことが多い人生だと感じやすくなる。
ますますいらいらして、ネガティブな感情が強くなります。
ポジティブな人は「自分は運がいい」と思っています。
運がいいと思っていると、小さなことにも喜べたり感謝できたりします。
駅の改札を通ってホームに入った瞬間、電車が出発して間に合わなくても「仕方ない」と納得して、いらいらしません。
逆に、出発直前の電車にぎりぎり間に合うと「自分は運がいい」と感じて喜びます。
買いたいものがあってデパートに行ったとき、ちょうど売り切れだったとしても「仕方ない」の一言で終わりです。
逆に、ちょうど最後の1個が手に入ると「自分は運がいい」と感じて大喜びします。
運がいいかどうかは、本人の錯覚や勘違いかもしれませんが、大切なのはどう思うかです。
「自分は運がいい」と思っていると、幸運に注意が向くため、運のいいことが多い人生だと感じやすくなる。
気持ちが前向きになり、ますますポジティブになれるのです。