振る・振られるという立場に執着しないことです。
プライドの高い人は「振られる側より振る側になりたい」と思う傾向があります。
客観的に見ると、振られる側より振る側のほうが、高い立場に感じます。
振る側になったほうが、失恋の苦しみも小さくて済むような気もする。
自分が振られそうになったとき「相手の弱みにつけ込んで、立場を逆転させてやりたい」と思うかもしれません。
しかし振る立場に執着して、変に画策しないことです。
振る・振られるという立場に執着すると、別れがこじれやすくなります。
相手を言いくるめたり、不快にさせたりしてしまい、別れの印象も悪くなる。
つまらないプライドが邪魔をして、別れの印象が悪くなるのは避けたい。
相手の言い間違い・言い損ないを取り上げて責めても仕方ありません。
振られる立場になってしまったのは、自分の責任でもあります。
相手から嫌われるような行為があったのでしょう。
「振られることになったのは自分が悪い」と思うほうが、苦しくても、心が整理しやすくなります。
別れ話も早く決着します。
振る立場・振られる立場のどちらであっても、気にしないこと。
「振る立場が勝ち、振られた側が負け」と考えるのも誤解です。
上も下も関係ありません。
年齢・性別・キャリアも関係ない。
別れのとき、振る立場でも振られる立場でも、ありのまま受け入れましょう。