面接官からの質問には、何でも正直に答えるべきでしょうか。
もちろん正直に答えるのは基本ですが、時には例外もあります。
正直に答えると自分の評価を下げる可能性のある質問は、露骨に答えるのではなく、答え方を工夫しましょう。
たとえば「当社の志望順位を教えてください」と聞かれたとします。
正直な回答として「御社は第3志望です」と言えば、不利になるのは確実でしょう。
面接官は困った表情をして、応募者の評価を下げるに違いありません。
この場合は「御社は第1志望です」と答えるのが基本です。
嘘はよくないと思うかもしれませんが「受ける企業はすべて第1志望」という気持ちで挑めば、筋が通ります。
また「当社の志望動機は何ですか」と聞かれたとします。
「本当にしたい仕事は別にあります。一時的な修行の場として御社を志望しました」と正直に答えれば、やはり悪印象。
踏み台とするような志望動機では、採用しようと思わないはずです。
この場合、本音から多少ずれますが、オブラートに包んだ答え方がいいでしょう。
「御社には、私の夢につながる要素が詰まっています」など、嘘にならない範囲で正直に答えます。
面接官から聞かれたことは、何でも正直に答えればいいわけではありません。
時には、本音と建前を使い分ける必要があります。
正直に答えると都合が悪い場合は、あえて露骨な答え方は避け、オブラートに包んだ答え方が必要です。