執筆者:水口貴博

日常の新たな風情を発見する30の言葉

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人は誰でも、神秘と奇跡の存在。

人は誰でも、神秘と奇跡の存在。 | 日常の新たな風情を発見する30の言葉

あなたの体は、37兆個の細胞からできています。

あまりに膨大な数で想像しにくいかもしれません。

人体の細胞を1秒1個のペースで数えるとすると、なんと120万年も時間がかかります。

そんな膨大な数の細胞ですが、元をたどれば、たった1個の受精卵でした。

あなたのお父さんとお母さんの精子と卵子が出会った受精卵が、何度も細胞分裂を繰り返します。

1個から2個、2個から4個、4個から8個と倍々に増えていき、細胞分裂を46回繰り返したとき、およそ37兆個に到達します。

このとき、単純に細胞分裂を46回繰り返すわけではありません。

筋細胞や神経細胞など、さまざまな役割を持った細胞に変わりながら増えます。

これを「分化」と言います。

その数は、およそ270種です。

もちろん細胞はできて終わりではありません。

細胞にも寿命があります。

たとえば、皮膚細胞はおよそ1カ月、血液細胞はおよそ3カ月、骨細胞はおよそ10年です。

死んだ細胞はなくなって終わりではなく、新たに生まれた細胞によって補われます。

これを「代謝」と言います。

1個の受精卵が細胞分裂によって37兆個まで増え、分化によって270種の細胞に分かれ、失われた細胞は代謝によって補われる。

「細胞分裂」「分化」「代謝」という3つのメカニズムが働いて、私たちの体と健康が維持されています。

これを「神秘」「奇跡」と言わずして何と言うのでしょう。

遺伝子のなせる技ですが、あまりにも精密なシステムです。

この事実を認識すると、いかに私たちはすごい生き物であるか驚かされるでしょう。

あなたは、神秘と奇跡に満ちた存在です。

このことを自覚すれば、命にも人体にも感謝せずにはいられなくなります。

自分の素晴らしい神秘と奇跡に気づいてください。

人は誰でも、神秘と奇跡の存在なのです。

日常の新たな風情を発見する言葉(7)
  • 自分は神秘と奇跡の存在であることに気づき、感謝の念を持つ。
歩きながら眺めるより、足を止めて眺めるほうが、感動も印象も深くなる。

日常の新たな風情を発見する30の言葉

  1. 私たちの頭の上には、いつも「笑顔の雲」が浮かんでいる。
  2. 食べ物にも「表情」がある。
  3. 桜が散ると、みんな見向きもしなくなる。
    散った後の桜も、鑑賞を楽しもう。
  4. にわか雨は、天からのサプライズプレゼント。
  5. チャンスは、何でもない普通の日常にある。
  6. どんな仕事でも、誰かが見ている。
    究極は、天の神様が見ていると考える。
  7. 人は誰でも、神秘と奇跡の存在。
  8. 歩きながら眺めるより、足を止めて眺めるほうが、感動も印象も深くなる。
  9. 無邪気に遊ぶ子どもを見て、うるっとくることはありませんか。
  10. 傘立てに傘を置くとき、その人の心と未来が見える。
  11. デートスポットは、1人で行くのが醍醐味。
  12. セミやスズムシの鳴き声の感じ方は、あなたの心を反映している。
    うるさく感じたら、心に余裕がなくなっている証拠。
  13. 繁華街を歩くことは、時代の空気を学ぶ屋外授業。
  14. 新発見は「歩き慣れた道」にある。
  15. 夜空に浮かぶ月には、時代を越えた感動がある。
  16. エールを送ることは美しい行為。
    頑張る人にエールを送るあなたは美しく輝く。
  17. 大変な仕事だから良いわけではない。
    楽で簡単な仕事だから悪いわけでもない。
  18. あなたには「雰囲気」がある。
  19. まな板は毎日、傷つく仕事に堪えて頑張っている。
    まな板に感謝してしすぎることはない。
  20. 勝負所の判断をするのは、自分。
    勝負所は、いくつあってもいい。
  21. 新鮮な光景は、雨の日にある。
    真上を向いて、雨粒を落ちてくる様子を見てみよう。
  22. 掃除は、始めるまでが大変。
    始めてしまえば、楽になる。
  23. 花を見る人はいても、茎や枝を見る人は少ない。
    茎や枝にも鑑賞の価値がある。
  24. 当たり前の話に、1つの無駄もない。
  25. 夕日は、太陽からあなたへのプレゼント。
  26. 迫り来る前方景色を楽しめるのは、先頭車両だけ。
    遠ざかる後方景色を楽しめるのも、末尾車両だけ。
  27. 訴求力を高めるには、文字サイズを大きくすることが必要。
  28. つまらなそうなことを「面白そうだ」と思えば、本当に面白く感じてくる。
  29. 季節外れのスキーやスノーボードを楽しむ。
  30. 「この景色に出会えてよかった」という瞬間を作るには、外に出なければいけない。
    さあ、冒険の旅に出よう。

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