執筆者:水口貴博

子どもの「外遊び」のすすめ

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子どもの持ち物に名前さえ書いておけば、迷子になっても怖くない。

子どもの持ち物に名前さえ書いておけば、迷子になっても怖くない。 | 子どもの「外遊び」のすすめ

子どもが外で遊ぶときに、常に付きまとう問題は「迷子」です。

1人で外に遊びに行けば、つい遠くまで行きすぎてしまい、うっかり道に迷うこともあるでしょう。

では、友人と一緒なら安全でしょうか。

友人と一緒とはいえ、必ずしも迷子にならないとは限りません。

友人から「行ってみよう。大丈夫だよ」と言われるからこそ、遠くまで行きすぎてしまい、迷子になってしまうこともあります。

そうした万が一を考慮して、子どもの持ち物には必ず名前や連絡先を書いておくようにしましょう。

大人の場合は、自分の持ち物に名前を書く習慣を持つ人は、大変少ないと思います。

自分たち大人がしていないので、子どもにもつい忘れがちになります。

携帯電話さえあれば、迷子になっても大丈夫とは限りません。

肝心の携帯電話をなくしたり、川に落としたりしてしまうこともあるでしょう。

そういう点では「持つ物」より「身につける物」に名前と連絡先を書いたほうが、確実です。

靴に名前を書いたり、洋服にも名前や連絡先などを書いたりしておけばいいでしょう。

迷子になったとしても、近くの大人に助けを求めれば最悪の事態は免れることができます。

子どもの「外遊び」のすすめ(29)
  • 子どもの持ち物には必ず「名前」と「連絡先」を書いておく。
成長のために「遠くへ行ってみたい」と思う子ども。
安全のために「遠くへ行くな」という親。
この矛盾が問題だ。

子どもの「外遊び」のすすめ

  1. 外遊びには、子どもが生きる力に必要な要素がすべて備わっている。
  2. 家の中のゲームだけでは、生きる力を身につけられない。
  3. 自信は、外で遊んでいれば、自然と身につく。
  4. とりあえず行動していれば、自然と話は広がっていく。
  5. 現代は豊かだ。
    それをわからせるには、野外キャンプの体験が一番。
  6. 進んだ現代社会だからこそ、昔の遊びを教える価値がある。
  7. 力任せでは勝てない昔のゲームでは、慣れた大人ほど有利になれる。
  8. 四季のある日本だからこそ、特に外遊びはおすすめ。
  9. なぜ大都会ほど、大自然があるのか。
  10. 自然の音を聞くと、子どもは強く育つ。
  11. 旅行が難しいなら、せめて日帰りのピクニックくらいならできるはず。
  12. 犬と散歩しているときに、口喧嘩は起こらない。
  13. 畑仕事を手伝わせると、不思議と味覚が研ぎ澄まされる。
  14. スポーツは、体の運動だけではない。
    脳の運動でもあった!
  15. 団体競技はどれも、頭を鍛える頭脳ゲームだ。
  16. 免疫力を高めるためには、清潔すぎてはいけない。
  17. 部屋の中は、刺激が限定されやすい。
  18. 「スクリーンで見る立体」と「現実世界の立体」は、脳には似て非なるもの。
  19. どんなにテレビが進化しても、現実世界の刺激にはかなわない。
  20. エアコンは、人の生活を便利にする。
    しかし、頼りすぎると不便にする。
  21. 国語の読解力は、経験が豊富なほどイメージが鮮やかになる。
  22. 体験を優先すると、必ず後で追い上げる力になる。
  23. 立って歩けるようになれば、外遊びをしてもいい時期。
  24. 子どもが泥んこになって帰ってくるのは、一生懸命に外で遊んで帰ってきた証拠。
  25. 真っ暗闇だからこそ、あらゆる怪物をイメージさせられる。
  26. なぜ、ウォーキングマシンは、続きにくいのか。
  27. 門限があるから、遊びの密度が濃くなる。
  28. 私たちには「新しい刺激に触れて、自分の領域を広げたい」という野心と冒険心が眠っている。
  29. 子どもの持ち物に名前さえ書いておけば、迷子になっても怖くない。
  30. 成長のために「遠くへ行ってみたい」と思う子ども。
    安全のために「遠くへ行くな」という親。
    この矛盾が問題だ。

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