執筆者:水口貴博

子どもの「外遊び」のすすめ

23

立って歩けるようになれば、外遊びをしてもいい時期。

立って歩けるようになれば、外遊びをしてもいい時期。 | 子どもの「外遊び」のすすめ

外は、人の成長になくてはならない大切な刺激がいっぱいです。

では、生まれたばかりの赤ちゃんにいきなり外遊びさせればいいのかというと、そうではありません。

早すぎると、外は危険すぎます。

だからとはいえ、いつまでも室内だけでは刺激が限定されます。

では、肝心の外遊びは、いつから始めればいいのでしょうか。

これは逆の発想から考えると、わかります。

たくさん刺激に触れるためには、たくさん歩くことが必要ですね。

では、たくさん歩くためには、立てるようになることが必要です。

つまり「立って歩き始めてから」が、外遊びを始めてもいい基準と考えていいでしょう。

2本足で立って歩けるようになれば、基本的な足腰の筋肉がつき始めた証拠です。

たくさん歩ける機会があることは、たくさん運動ができて体が鍛えられ、たくさんの刺激によって脳の発達が促されることです。

成長には個人差がありますが、おそらく「1歳前後」になるはずです。

外遊びのデビューは、早いです。

幼すぎる時期ではありますが、外の刺激をできるだけ早くに与えるほうが脳の健康にも、いい影響を与えます。

ただし、注意があります。

親が必ずそばにいて、子どもが危険なことをしようとすれば、すぐやめさせるようにしましょう。

外を経験し始めたばかりですから、さまざまなことを挑戦しようとします。

大人が考えないような行動をする可能性がありますから、必ずそばにいるようにしましょう。

安全に多くの刺激に触れることができ、子どもの成長が促されるはずです。

子どもの「外遊び」のすすめ(23)
  • 立って歩けるようになれば、外遊びをさせる。
子どもが泥んこになって帰ってくるのは、一生懸命に外で遊んで帰ってきた証拠。

子どもの「外遊び」のすすめ

  1. 外遊びには、子どもが生きる力に必要な要素がすべて備わっている。
  2. 家の中のゲームだけでは、生きる力を身につけられない。
  3. 自信は、外で遊んでいれば、自然と身につく。
  4. とりあえず行動していれば、自然と話は広がっていく。
  5. 現代は豊かだ。
    それをわからせるには、野外キャンプの体験が一番。
  6. 進んだ現代社会だからこそ、昔の遊びを教える価値がある。
  7. 力任せでは勝てない昔のゲームでは、慣れた大人ほど有利になれる。
  8. 四季のある日本だからこそ、特に外遊びはおすすめ。
  9. なぜ大都会ほど、大自然があるのか。
  10. 自然の音を聞くと、子どもは強く育つ。
  11. 旅行が難しいなら、せめて日帰りのピクニックくらいならできるはず。
  12. 犬と散歩しているときに、口喧嘩は起こらない。
  13. 畑仕事を手伝わせると、不思議と味覚が研ぎ澄まされる。
  14. スポーツは、体の運動だけではない。
    脳の運動でもあった!
  15. 団体競技はどれも、頭を鍛える頭脳ゲームだ。
  16. 免疫力を高めるためには、清潔すぎてはいけない。
  17. 部屋の中は、刺激が限定されやすい。
  18. 「スクリーンで見る立体」と「現実世界の立体」は、脳には似て非なるもの。
  19. どんなにテレビが進化しても、現実世界の刺激にはかなわない。
  20. エアコンは、人の生活を便利にする。
    しかし、頼りすぎると不便にする。
  21. 国語の読解力は、経験が豊富なほどイメージが鮮やかになる。
  22. 体験を優先すると、必ず後で追い上げる力になる。
  23. 立って歩けるようになれば、外遊びをしてもいい時期。
  24. 子どもが泥んこになって帰ってくるのは、一生懸命に外で遊んで帰ってきた証拠。
  25. 真っ暗闇だからこそ、あらゆる怪物をイメージさせられる。
  26. なぜ、ウォーキングマシンは、続きにくいのか。
  27. 門限があるから、遊びの密度が濃くなる。
  28. 私たちには「新しい刺激に触れて、自分の領域を広げたい」という野心と冒険心が眠っている。
  29. 子どもの持ち物に名前さえ書いておけば、迷子になっても怖くない。
  30. 成長のために「遠くへ行ってみたい」と思う子ども。
    安全のために「遠くへ行くな」という親。
    この矛盾が問題だ。

同じカテゴリーの作品

2:14

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION