執筆者:水口貴博

子どもに礼儀と行儀をしつける30の方法

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子どもの言葉に耳を傾ければ、自然と素直になる。

子どもの言葉に耳を傾ければ、自然と素直になる。 | 子どもに礼儀と行儀をしつける30の方法

性格によっては、自己主張が強い性格の子どもがいます。

子どもに「これはどう?」と尋ねると「嫌だ。別のものがいい」と強く主張することがあります。

こうした性格の子どものことを大人たちは「頑固」や「自分勝手」という言い方をします。

「もっと素直になりなさい」と叱ります。

しかし、考えてみましょう。

実は、これほど素直なこともありません。

人の目を気にせず、ありのまま自分の気持ちを表現しています。

周りがどんな状況でも、自分の気持ちをストレートに表現している。

素晴らしい素直さです。

もし、ここで親が強引に「みんなに合わせなさい」と言い伏せると、子どもは自由な意見が言えなくなります。

では、どんな意見を言い始めるかというと「周りに合わせた無難な意見」を答えるようになります。

自分が選んでいるようで、選ばされているという状態です。

「周りに合わせることがいいことなのだ」と勘違いする。

本当はAという意見があっても、Bと答えるようになります。

親は子どものことは「素直になった」と思います。

そればかりか、子どもまで「これは自分の考えだ」と、自分の意見ではないのに自分の意見だと勘違いするようになるから大変です。

協調性を大切にしすぎると、だんだん自分の本当の意見が見えなくなります。

素直になっているように見えて、逆に素直ではなくなっている。

まず親は子どもの意見を大切にしましょう。

自由に意見を言い合い、さまざまな角度からの意見を吸収する姿勢を持たせるのです。

子どもに礼儀と行儀をしつける方法(22)
  • 子どもの自由な意見に対して「頑固」「自分勝手」と非難するのは、やめる。
親は、子どもの勇気を出す手助けをするだけでいい。

子どもに礼儀と行儀をしつける30の方法

  1. 幼いときに身につけた習慣は、大人になってからも変わりにくい。
  2. 「お行儀よくしましょう」という言い方では、子どもは行儀よく行動できない。
  3. 子どもに、礼儀や行儀を教えるなら、10歳までの時期が大切。
  4. 初めは、礼儀や行儀の理屈を抜きにしつけてもいい。
  5. そもそも礼儀や行儀は「頭」で覚えるのではなく「体」で覚えるもの。
  6. 子どもが100点や1等賞を取ったときも喜ぶ。
    取れなくても喜ぶ。
  7. 親が子どもから感謝されるのは、ずっと後になってから。
  8. ご近所から褒められた経験が、子どもの意識を変える。
  9. 正義のために生きるヒーロー番組は、子どもの礼儀や行儀に好影響を与える。
  10. 子どもが駄々をこねても気軽に応じないほど、精神的に強くなる。
  11. お金や物質などのご褒美を与えればいいわけではない。
    子どもが一番見たいのは、親が喜ぶ姿。
  12. 親が喜び上手なら、子どもは自然と努力をする。
  13. お小遣いを無条件に与えていると、子どもの金銭感覚は養われない。
  14. きちんとしたしつけのためには「優しさ」と「厳しさ」両方の教育方法が必要。
  15. 優しさと厳しさは、偏りすぎてはいけない。
    バランスが大切。
  16. 子どもから尊敬されるという願いは、今のところ、捨てておいたほうがいい。
  17. 子どもにプラス発想を教えるには、親がプラス発想をするだけでいい。
  18. 子どもにとって、学生服を着ることほど難しいことはない。
  19. 子どもが心を開くかどうかは、親の聞き方しだい。
  20. 無駄をしないのは、最も無駄。
  21. 挨拶をしないのは、れっきとした無視行為。
  22. 子どもの言葉に耳を傾ければ、自然と素直になる。
  23. 親は、子どもの勇気を出す手助けをするだけでいい。
  24. 成功であれ失敗であろうと、勇気を出して行動すれば、褒めることができる。
  25. 夫が仕事に精を出せば出すほど、発生しやすい矛盾点がある。
  26. 「親は何のために働いているのか」を、きちんと子どもに話す。
  27. 子どもが何かに熱中し始めたら、とことん熱中させてあげること。
  28. 親になった今だからこそ、マナー教室に通う価値がある。
  29. 親が子どもに対して礼儀がないと、子も親に対して礼儀がなくなる。
  30. しつけは「従順期」「反抗期」「反省期」の3段階を経る。

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