執筆者:水口貴博

子どもの「外遊び」のすすめ

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エアコンは、人の生活を便利にする。しかし、頼りすぎると不便にする。

エアコンは、人の生活を便利にする。しかし、頼りすぎると不便にする。 | 子どもの「外遊び」のすすめ

部屋の中にいると、自然とエアコンに頼ってしまいます。

便利な道具があると、欲しくなるのが人間です。

エアコンがあれば、暑い夏も寒い冬も一定の温度に保つことができるようになります。

少しでも子どもに快適な生活をさせてあげようと思い、エアコンのある部屋で生活させている家庭も多いのではないでしょうか。

これは便利である一方、不便でもあります。

いつも部屋の中が快適な一定温度に保たれてしまうと、体温を調整する働きが弱くなります。

体温調整の働きが弱くなるというのは、言い換えれば、暑さや寒さにも弱くなるということです。

エアコンを長期間にわたって頼り続けると、私たちの体は次第に温度変化の小さい生活に慣れて、体温調節が働きにくくなります。

体温調節が働きにくくなってしまうと、いざエアコンなしの場所に移動したとき、本当に苦労します。

暑い場所では汗が出にくくなったり、暑さで疲れやすくなったり、寒いところではすぐ体温を奪われ、動きにくくなります。

適度な暑さや寒さを感じさせることは、子どもの体の健康になくてはならないことです。

特に子どものうちは、この体温調整を鍛える時期です。

本当に子どものことを思うなら、あえてエアコンなしの生活がいい。

暑い夏にはたっぷり汗をかく。

寒い冬には体を震わせる。

多少の暑かったり寒かったりするくらいでは、むしろエアコンをつけないほうが健康的なのです。

子どもの「外遊び」のすすめ(20)
  • エアコンのスイッチを消して、体温調整機能を鍛える。
国語の読解力は、経験が豊富なほどイメージが鮮やかになる。

子どもの「外遊び」のすすめ

  1. 外遊びには、子どもが生きる力に必要な要素がすべて備わっている。
  2. 家の中のゲームだけでは、生きる力を身につけられない。
  3. 自信は、外で遊んでいれば、自然と身につく。
  4. とりあえず行動していれば、自然と話は広がっていく。
  5. 現代は豊かだ。
    それをわからせるには、野外キャンプの体験が一番。
  6. 進んだ現代社会だからこそ、昔の遊びを教える価値がある。
  7. 力任せでは勝てない昔のゲームでは、慣れた大人ほど有利になれる。
  8. 四季のある日本だからこそ、特に外遊びはおすすめ。
  9. なぜ大都会ほど、大自然があるのか。
  10. 自然の音を聞くと、子どもは強く育つ。
  11. 旅行が難しいなら、せめて日帰りのピクニックくらいならできるはず。
  12. 犬と散歩しているときに、口喧嘩は起こらない。
  13. 畑仕事を手伝わせると、不思議と味覚が研ぎ澄まされる。
  14. スポーツは、体の運動だけではない。
    脳の運動でもあった!
  15. 団体競技はどれも、頭を鍛える頭脳ゲームだ。
  16. 免疫力を高めるためには、清潔すぎてはいけない。
  17. 部屋の中は、刺激が限定されやすい。
  18. 「スクリーンで見る立体」と「現実世界の立体」は、脳には似て非なるもの。
  19. どんなにテレビが進化しても、現実世界の刺激にはかなわない。
  20. エアコンは、人の生活を便利にする。
    しかし、頼りすぎると不便にする。
  21. 国語の読解力は、経験が豊富なほどイメージが鮮やかになる。
  22. 体験を優先すると、必ず後で追い上げる力になる。
  23. 立って歩けるようになれば、外遊びをしてもいい時期。
  24. 子どもが泥んこになって帰ってくるのは、一生懸命に外で遊んで帰ってきた証拠。
  25. 真っ暗闇だからこそ、あらゆる怪物をイメージさせられる。
  26. なぜ、ウォーキングマシンは、続きにくいのか。
  27. 門限があるから、遊びの密度が濃くなる。
  28. 私たちには「新しい刺激に触れて、自分の領域を広げたい」という野心と冒険心が眠っている。
  29. 子どもの持ち物に名前さえ書いておけば、迷子になっても怖くない。
  30. 成長のために「遠くへ行ってみたい」と思う子ども。
    安全のために「遠くへ行くな」という親。
    この矛盾が問題だ。

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