朝、あなたの職場で隣の人が出社したときです。
相手から朝の挨拶がないとき、妙な不安感を抱くことはありませんか。
自分が透明人間であるかのように、相手の目に映っていないのではないかと感じます。
急いで出社をして、疲れて挨拶どころではない事情があるのかもしれません。
そもそも挨拶をする習慣がない人なのかもしれません。
しかし、挨拶がないだけで、相手は何も悪い行為をしたわけではないのに、何か悲しい気持ちになります。
あなたが社会人なら、そういう不安を抱いたことがあるのではないでしょうか。
「挨拶をしない」というのは、れっきとした「無視行為」です。
不安感を抱くのは、相手から無視されていると感じるためです。
会っても挨拶がないのは、いないも同然です。
「相手にとって、存在を感じるほどの価値すらないのかな」
妙な不安感が広がり、朝から元気を奪われた気がします。
言葉にも態度にもはっきり出して伝えられるメッセージではないですが、そういうニュアンスがひしひし伝わってきます。
相手から挨拶がないときに「もやもや感」が残るのは、そうした理由からです。
これは親子間でも大切です。
親であれ子であろうと、眠いから挨拶どころではない気持ちもあるでしょう。
しかし、朝だからこそ、挨拶をします。
眠い目をこすりながらでかまいませんから、まず朝の挨拶です。
親から子へ、まず元気よく「おはよう」と言いましょう。
「おはよう」ということで「あなたの存在を認めていますよ」というサインを出せます。
そうすることで、子へ安心感を与えることができます。
親から認められていると感じた子どもは元気を出して、学校へ向かうことができるのです。