執筆者:水口貴博

子どもに礼儀と行儀をしつける30の方法

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挨拶をしないのは、れっきとした無視行為。

挨拶をしないのは、れっきとした無視行為。 | 子どもに礼儀と行儀をしつける30の方法

朝、あなたの職場で隣の人が出社したときです。

相手から朝の挨拶がないとき、妙な不安感を抱くことはありませんか。

自分が透明人間であるかのように、相手の目に映っていないのではないかと感じます。

急いで出社をして、疲れて挨拶どころではない事情があるのかもしれません。

そもそも挨拶をする習慣がない人なのかもしれません。

しかし、挨拶がないだけで、相手は何も悪い行為をしたわけではないのに、何か悲しい気持ちになります。

あなたが社会人なら、そういう不安を抱いたことがあるのではないでしょうか。

「挨拶をしない」というのは、れっきとした「無視行為」です。

不安感を抱くのは、相手から無視されていると感じるためです。

会っても挨拶がないのは、いないも同然です。

「相手にとって、存在を感じるほどの価値すらないのかな」

妙な不安感が広がり、朝から元気を奪われた気がします。

言葉にも態度にもはっきり出して伝えられるメッセージではないですが、そういうニュアンスがひしひし伝わってきます。

相手から挨拶がないときに「もやもや感」が残るのは、そうした理由からです。

これは親子間でも大切です。

親であれ子であろうと、眠いから挨拶どころではない気持ちもあるでしょう。

しかし、朝だからこそ、挨拶をします。

眠い目をこすりながらでかまいませんから、まず朝の挨拶です。

親から子へ、まず元気よく「おはよう」と言いましょう。

「おはよう」ということで「あなたの存在を認めていますよ」というサインを出せます。

そうすることで、子へ安心感を与えることができます。

親から認められていると感じた子どもは元気を出して、学校へ向かうことができるのです。

子どもに礼儀と行儀をしつける方法(21)
  • 眠い顔でもいいから、朝の挨拶はきちんとする。
子どもの言葉に耳を傾ければ、自然と素直になる。

子どもに礼儀と行儀をしつける30の方法

  1. 幼いときに身につけた習慣は、大人になってからも変わりにくい。
  2. 「お行儀よくしましょう」という言い方では、子どもは行儀よく行動できない。
  3. 子どもに、礼儀や行儀を教えるなら、10歳までの時期が大切。
  4. 初めは、礼儀や行儀の理屈を抜きにしつけてもいい。
  5. そもそも礼儀や行儀は「頭」で覚えるのではなく「体」で覚えるもの。
  6. 子どもが100点や1等賞を取ったときも喜ぶ。
    取れなくても喜ぶ。
  7. 親が子どもから感謝されるのは、ずっと後になってから。
  8. ご近所から褒められた経験が、子どもの意識を変える。
  9. 正義のために生きるヒーロー番組は、子どもの礼儀や行儀に好影響を与える。
  10. 子どもが駄々をこねても気軽に応じないほど、精神的に強くなる。
  11. お金や物質などのご褒美を与えればいいわけではない。
    子どもが一番見たいのは、親が喜ぶ姿。
  12. 親が喜び上手なら、子どもは自然と努力をする。
  13. お小遣いを無条件に与えていると、子どもの金銭感覚は養われない。
  14. きちんとしたしつけのためには「優しさ」と「厳しさ」両方の教育方法が必要。
  15. 優しさと厳しさは、偏りすぎてはいけない。
    バランスが大切。
  16. 子どもから尊敬されるという願いは、今のところ、捨てておいたほうがいい。
  17. 子どもにプラス発想を教えるには、親がプラス発想をするだけでいい。
  18. 子どもにとって、学生服を着ることほど難しいことはない。
  19. 子どもが心を開くかどうかは、親の聞き方しだい。
  20. 無駄をしないのは、最も無駄。
  21. 挨拶をしないのは、れっきとした無視行為。
  22. 子どもの言葉に耳を傾ければ、自然と素直になる。
  23. 親は、子どもの勇気を出す手助けをするだけでいい。
  24. 成功であれ失敗であろうと、勇気を出して行動すれば、褒めることができる。
  25. 夫が仕事に精を出せば出すほど、発生しやすい矛盾点がある。
  26. 「親は何のために働いているのか」を、きちんと子どもに話す。
  27. 子どもが何かに熱中し始めたら、とことん熱中させてあげること。
  28. 親になった今だからこそ、マナー教室に通う価値がある。
  29. 親が子どもに対して礼儀がないと、子も親に対して礼儀がなくなる。
  30. しつけは「従順期」「反抗期」「反省期」の3段階を経る。

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