執筆者:水口貴博

子どもに礼儀と行儀をしつける30の方法

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無駄をしないのは、最も無駄。

無駄をしないのは、最も無駄。 | 子どもに礼儀と行儀をしつける30の方法

大学受験・就職・結婚。

親としては、子どもに一番幸せになれるであろう道を歩んでもらいたいと思います。

大学受験にうまく合格してほしい。

就職がうまくいってほしい。

結婚がうまくいってほしい。

やはり親ですから、子どもにそうした幸せな道を歩んでもらいたいと思います。

「無駄なことをしないでほしい」

その気持ちが大きければ大きいほど、子どもがテレビゲームをしたりすると、眉間にしわを寄せます。

「無駄なこと」と思えるからです。

「テレビゲームをする」

「漫画を読む」

そうしたことを子どもがしていると、つい、あの決まり文句を言ってしまいます。

「そんなことをしている暇があったら勉強しなさい」です。

親は人生の先輩として、アドバイスをしているつもりです。

しかし、本当にアドバイスになっているでしょうか。

実は、アドバイスどころか、子どもの可能性を制限してしまっています。

まずは無駄を経験することこそが、大切な勉強だからです。

無駄をしないのは、最も無駄です。

無駄こそ、子どもの成長には必要です。

あらためて考えてみましょう。

無駄かどうかを判断するためには、一度無駄な体験して、悔しい思いをしなければわかりません。

「意味のないことをしてしまった」

こうした後悔を経験することが必要です。

無駄を勉強するためには、たくさんの無駄を体験し、後悔することが必要です。

そのたくさんの無駄をするからこそ、振り返ったときに「あのときは無駄なことをしていたな。次からはこうしよう」と反省します。

次から軌道修正ができるようになります。

なにより、子どもにとって本当に無駄かどうかは、実際にやらせてみないとわかりません。

ゲームでも、そこで才能を開かせ、ゲームクリエイターとしての道を歩むきっかけになることもあります。

漫画ばかり読んでいても、絵を描いてシナリオを考え、漫画家やシナリオライターなどの道が切り開けることもあります。

無駄と思えることが、意外な道を発見する手がかりになる場合があります。

親は子どもの行動を、一切否定しないことです。

もし子どもが無駄と感じれば、自分からやらなくなるはずです。

親が無駄と思えることでも、子どもがやりたいというなら、どんどんさせてあげましょう。

勉強だけが有益なことではありません。

無駄と思えても全部勉強なのです。

子どもに礼儀と行儀をしつける方法(20)
  • 無駄を勉強するために、無駄なことをやらせる。
挨拶をしないのは、れっきとした無視行為。

子どもに礼儀と行儀をしつける30の方法

  1. 幼いときに身につけた習慣は、大人になってからも変わりにくい。
  2. 「お行儀よくしましょう」という言い方では、子どもは行儀よく行動できない。
  3. 子どもに、礼儀や行儀を教えるなら、10歳までの時期が大切。
  4. 初めは、礼儀や行儀の理屈を抜きにしつけてもいい。
  5. そもそも礼儀や行儀は「頭」で覚えるのではなく「体」で覚えるもの。
  6. 子どもが100点や1等賞を取ったときも喜ぶ。
    取れなくても喜ぶ。
  7. 親が子どもから感謝されるのは、ずっと後になってから。
  8. ご近所から褒められた経験が、子どもの意識を変える。
  9. 正義のために生きるヒーロー番組は、子どもの礼儀や行儀に好影響を与える。
  10. 子どもが駄々をこねても気軽に応じないほど、精神的に強くなる。
  11. お金や物質などのご褒美を与えればいいわけではない。
    子どもが一番見たいのは、親が喜ぶ姿。
  12. 親が喜び上手なら、子どもは自然と努力をする。
  13. お小遣いを無条件に与えていると、子どもの金銭感覚は養われない。
  14. きちんとしたしつけのためには「優しさ」と「厳しさ」両方の教育方法が必要。
  15. 優しさと厳しさは、偏りすぎてはいけない。
    バランスが大切。
  16. 子どもから尊敬されるという願いは、今のところ、捨てておいたほうがいい。
  17. 子どもにプラス発想を教えるには、親がプラス発想をするだけでいい。
  18. 子どもにとって、学生服を着ることほど難しいことはない。
  19. 子どもが心を開くかどうかは、親の聞き方しだい。
  20. 無駄をしないのは、最も無駄。
  21. 挨拶をしないのは、れっきとした無視行為。
  22. 子どもの言葉に耳を傾ければ、自然と素直になる。
  23. 親は、子どもの勇気を出す手助けをするだけでいい。
  24. 成功であれ失敗であろうと、勇気を出して行動すれば、褒めることができる。
  25. 夫が仕事に精を出せば出すほど、発生しやすい矛盾点がある。
  26. 「親は何のために働いているのか」を、きちんと子どもに話す。
  27. 子どもが何かに熱中し始めたら、とことん熱中させてあげること。
  28. 親になった今だからこそ、マナー教室に通う価値がある。
  29. 親が子どもに対して礼儀がないと、子も親に対して礼儀がなくなる。
  30. しつけは「従順期」「反抗期」「反省期」の3段階を経る。

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