執筆者:水口貴博

子どもに礼儀と行儀をしつける30の方法

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子どもにプラス発想を教えるには、親がプラス発想をするだけでいい。

子どもにプラス発想を教えるには、親がプラス発想をするだけでいい。 | 子どもに礼儀と行儀をしつける30の方法

私は、高校時代、学校まで自転車で片道1時間ほどかけて通学していました。

片道1時間です。

往復になると、2時間近くかかります。

1日のうち、12分の1は自転車に乗っていることになる。

もっと大げさに言えば、1年のうち12分の1は、登下校で自転車をこいでいるだけの時間です。

「何て無駄なんだろう。遠くの学校に通うのはデメリットがあるなあ。こういうところでほかの受験生と差ができる」

受験勉強に励んでいた私は、自転車をこいで学校に登下校する時間が無駄に思え、いらいらしていました。

そんなとき、うまく励ます親がいました。

「勉強のストレスを発散する時間になるだろう」と言います。

言われてみれば、たしかにそうです。

自宅でも学校でも勉強ばかりだったため、自転車で移動する時間は、気分転換の時間になっていました。

自転車で毎日体を動かすので、いい具合に疲れて夜もよく寝られます。

そういうことを考えているうちに、逆に学校が遠くにあることがメリットのようにさえ思えてきました。

自転車をこいでいる間は、耳にイヤホンをつけて、英語のリスニングの時間に充てていました。

勉強にもなり、運動にもなり、リフレッシュの時間にもなります。

大切なことは、物事そのものではありません。

プラスに考え直すことです。

まず親がプラス思考をします。

親がプラスに発想していれば、子どももプラスに発想していくようになります。

子どもに礼儀と行儀をしつける方法(17)
  • まず、親がプラスに発想する。
子どもにとって、学生服を着ることほど難しいことはない。

子どもに礼儀と行儀をしつける30の方法

  1. 幼いときに身につけた習慣は、大人になってからも変わりにくい。
  2. 「お行儀よくしましょう」という言い方では、子どもは行儀よく行動できない。
  3. 子どもに、礼儀や行儀を教えるなら、10歳までの時期が大切。
  4. 初めは、礼儀や行儀の理屈を抜きにしつけてもいい。
  5. そもそも礼儀や行儀は「頭」で覚えるのではなく「体」で覚えるもの。
  6. 子どもが100点や1等賞を取ったときも喜ぶ。
    取れなくても喜ぶ。
  7. 親が子どもから感謝されるのは、ずっと後になってから。
  8. ご近所から褒められた経験が、子どもの意識を変える。
  9. 正義のために生きるヒーロー番組は、子どもの礼儀や行儀に好影響を与える。
  10. 子どもが駄々をこねても気軽に応じないほど、精神的に強くなる。
  11. お金や物質などのご褒美を与えればいいわけではない。
    子どもが一番見たいのは、親が喜ぶ姿。
  12. 親が喜び上手なら、子どもは自然と努力をする。
  13. お小遣いを無条件に与えていると、子どもの金銭感覚は養われない。
  14. きちんとしたしつけのためには「優しさ」と「厳しさ」両方の教育方法が必要。
  15. 優しさと厳しさは、偏りすぎてはいけない。
    バランスが大切。
  16. 子どもから尊敬されるという願いは、今のところ、捨てておいたほうがいい。
  17. 子どもにプラス発想を教えるには、親がプラス発想をするだけでいい。
  18. 子どもにとって、学生服を着ることほど難しいことはない。
  19. 子どもが心を開くかどうかは、親の聞き方しだい。
  20. 無駄をしないのは、最も無駄。
  21. 挨拶をしないのは、れっきとした無視行為。
  22. 子どもの言葉に耳を傾ければ、自然と素直になる。
  23. 親は、子どもの勇気を出す手助けをするだけでいい。
  24. 成功であれ失敗であろうと、勇気を出して行動すれば、褒めることができる。
  25. 夫が仕事に精を出せば出すほど、発生しやすい矛盾点がある。
  26. 「親は何のために働いているのか」を、きちんと子どもに話す。
  27. 子どもが何かに熱中し始めたら、とことん熱中させてあげること。
  28. 親になった今だからこそ、マナー教室に通う価値がある。
  29. 親が子どもに対して礼儀がないと、子も親に対して礼儀がなくなる。
  30. しつけは「従順期」「反抗期」「反省期」の3段階を経る。

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