子供に礼儀と行儀をしつける
30の方法

18
8

子供にとって、
学生服を着ることほど難しいことはない。

子供にとって、学生服を着ることほど難しいことはない。 | 子供に礼儀と行儀をしつける30の方法

私は学生時代、毎朝、格闘していたことがあります。

「学生服を着ること」です。

時間がかかるので、学校に遅刻しそうになったこともあります。

なぜ、時間がかかるのか。

着るのが難しいからです。

「学生服を着るくらい、簡単だろう」

それは大人だから言えることです。

まだ手先が不器用な幼い時期にとって、学生服を着ることほど難しいことはありません。

難しい動作の連続です。

小学生くらいのときは、学生服を着るだけで、かなりの時間を費やしていました。

最初の難関は「靴下」でした。

靴下を足に通すとはいえ、上下があります。

足のかかとに靴下のかかとがそろうように、うまく足に通す必要があり、時間がかかります。

次に格闘したのは、ズボンをはいた後にしめる「ベルト」でした。

私は男なので、ベルトでズボンを締めます。

ベルトを腰に回すとき、前ならベルトを通す穴が見えますが、後ろは見えません。

そこで、自分の手の感触でベルトを通すべき穴の位置を確認し、うまくベルトを通す必要があり、時間がかかっていました。

続いての難関は「ワイシャツ」です。

たった1枚のワイシャツを着たいだけなのに、ボタンをたくさん留めなければいけません。

1枚のワイシャツに、6つくらいボタンがあります。

シャツの前中央にある小さな穴に通せるよう、ボタンを少し傾け、素早く押し込む動作が必要です。

傾き加減といい、力加減といい、手こずる。

ようやくボタンが留まったと思えば、次は「上着」。

またボタンの連続です。

「さあ、ようやく服が着られた。学校にいくぞ」

いえ、最後にもう1つ難関が待っています。

靴を履いたときに結ぶ「靴ひも」です。

豆結びはほどけなくなるので、器用にちょう結びをしなければなりません。

慣れない私は時間がかかっていました。

この苦労は、ほとんどの子供が通る道です。

私だけではなく、おそらくあなたもそういう時期があったのではないでしょうか。

この難しさを、私たちは、大人になるにつれて忘れがちになります。

しかし、子供にとってこれほど難しいことはありません。

学生服は、子供にとって難しすぎる動作が多すぎます。

早い子供なら、幼稚園くらいのころから、学生服を着始めることになるはずです。

親は、自分ができるからとはいえ「早くしなさい」「まだ着られないの」とせかしたり叱ったりしていないでしょうか。

「学生服を着るのは本当に難しい」

この初心を、もう一度、思い出しましょう。

まだ手先が十分に発達していない子供にとって、これほど難しいことはありません。

子供は、ゆっくり学生服を着ているのではありません。

ゆっくりでないと着られないのです。

朝から指の体操をしていると考えるといいでしょう。

「時間がかかっている」というより「時間をかけている」

そこでせかない親が、尊敬されます。

子供に礼儀と行儀をしつける方法(18)
  • 学生服を着るのを、せかさないようにする。
子供が心を開くかどうかは、親の聞き方しだい。

子供に礼儀と行儀をしつける30の方法
子供に礼儀と行儀をしつける30の方法

  1. 幼いときに身につけた習慣は、大人になってからも変わりにくい。
    幼いときに身につけた習慣は、大人になってからも変わりにくい。
  2. 「お行儀よくしましょう」という言い方では、子供は行儀よく行動できない。
    「お行儀よくしましょう」という言い方では、子供は行儀よく行動できない。
  3. 子供に、礼儀や行儀を教えるなら、10歳までの時期が大切。
    子供に、礼儀や行儀を教えるなら、10歳までの時期が大切。
  4. 初めは、礼儀や行儀の理屈を抜きにしつけてもいい。
    初めは、礼儀や行儀の理屈を抜きにしつけてもいい。
  5. そもそも礼儀や行儀は「頭」で覚えるのではなく「体」で覚えるもの。
    そもそも礼儀や行儀は「頭」で覚えるのではなく「体」で覚えるもの。
  6. 子供が100点や1等賞を取ったときも喜ぶ。<br>取れなくても喜ぶ。
    子供が100点や1等賞を取ったときも喜ぶ。
    取れなくても喜ぶ。
  7. 親が子供から感謝されるのは、ずっと後になってから。
    親が子供から感謝されるのは、ずっと後になってから。
  8. ご近所から褒められた経験が、子供の意識を変える。
    ご近所から褒められた経験が、子供の意識を変える。
  9. 正義のために生きるヒーロー番組は、子供の礼儀や行儀に好影響を与える。
    正義のために生きるヒーロー番組は、子供の礼儀や行儀に好影響を与える。
  10. 子供が駄々をこねても気軽に応じないほど、精神的に強くなる。
    子供が駄々をこねても気軽に応じないほど、精神的に強くなる。
  11. お金や物質などのご褒美を与えればいいわけではない。<br>子供が一番見たいのは、親が喜ぶ姿。
    お金や物質などのご褒美を与えればいいわけではない。
    子供が一番見たいのは、親が喜ぶ姿。
  12. 親が喜び上手なら、子供は自然と努力をする。
    親が喜び上手なら、子供は自然と努力をする。
  13. お小遣いを無条件に与えていると、子供の金銭感覚は養われない。
    お小遣いを無条件に与えていると、子供の金銭感覚は養われない。
  14. きちんとしたしつけのためには「優しさ」と「厳しさ」両方の教育方法が必要。
    きちんとしたしつけのためには「優しさ」と「厳しさ」両方の教育方法が必要。
  15. 優しさと厳しさは、偏りすぎてはいけない。<br>バランスが大切。
    優しさと厳しさは、偏りすぎてはいけない。
    バランスが大切。
  16. 子供から尊敬されるという願いは、今のところ、捨てておいたほうがいい。
    子供から尊敬されるという願いは、今のところ、捨てておいたほうがいい。
  17. 子供にプラス発想を教えるには、親がプラス発想をするだけでいい。
    子供にプラス発想を教えるには、親がプラス発想をするだけでいい。
  18. 子供にとって、学生服を着ることほど難しいことはない。
    子供にとって、学生服を着ることほど難しいことはない。
  19. 子供が心を開くかどうかは、親の聞き方しだい。
    子供が心を開くかどうかは、親の聞き方しだい。
  20. 無駄をしないのは、最も無駄。
    無駄をしないのは、最も無駄。
  21. 挨拶をしないのは、れっきとした無視行為。
    挨拶をしないのは、れっきとした無視行為。
  22. 子供の言葉に耳を傾ければ、自然と素直になる。
    子供の言葉に耳を傾ければ、自然と素直になる。
  23. 親は、子供の勇気を出す手助けをするだけでいい。
    親は、子供の勇気を出す手助けをするだけでいい。
  24. 成功であれ失敗であろうと、勇気を出して行動すれば、褒めることができる。
    成功であれ失敗であろうと、勇気を出して行動すれば、褒めることができる。
  25. 夫が仕事に精を出せば出すほど、発生しやすい矛盾点がある。
    夫が仕事に精を出せば出すほど、発生しやすい矛盾点がある。
  26. 「親は何のために働いているのか」を、きちんと子供に話す。
    「親は何のために働いているのか」を、きちんと子供に話す。
  27. 子供が何かに熱中し始めたら、とことん熱中させてあげること。
    子供が何かに熱中し始めたら、とことん熱中させてあげること。
  28. 親になった今だからこそ、マナー教室に通う価値がある。
    親になった今だからこそ、マナー教室に通う価値がある。
  29. 親が子供に対して礼儀がないと、子も親に対して礼儀がなくなる。
    親が子供に対して礼儀がないと、子も親に対して礼儀がなくなる。
  30. しつけは「従順期」「反抗期」「反省期」の3段階を経る。
    しつけは「従順期」「反抗期」「反省期」の3段階を経る。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION