執筆者:水口貴博

不況を乗り切る経営者の30の心得

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給料が上がらないのは「期待を超える仕事」をしていないから。

給料が上がらないのは「期待を超える仕事」をしていないから。 | 不況を乗り切る経営者の30の心得

同僚たちと飲みに行くと、必ず出る話題があります。

「給料がいつまでも上がらない」という愚痴です。

いつも聞いてうんざりする内容です。

そもそも飲み会はアルコールが入っているので大した話は出ませんが、やはり大した悩みではありません。

給料がいつまでも上がらない理由は、単純明快です。

いつまでも同じレベルの仕事しかしていないからです。

その人は、会社のぬるま湯に浸かって、いつまでも同じレベルの仕事をしています。

言われた仕事を言われたままにやります。

もちろんこれでいいですが「それ以上の何か」をしようとしません。

期待どおりの仕事で終わらせ、期待を超える仕事をしていない。

同じレベルの仕事をしているかぎり、永遠に給料は同じです。

いきなり給料を上げろと上に言っても、確実に却下されます。

本当に給料を上げてほしいと願うなら、まず給料に見合わないレベルの高い仕事をしましょう。

仕事の量を2倍に増やし、仕事の品質を2倍向上させます。

明らかにほかの社員より仕事ができるというところを見せて、アピールします。

言われた仕事を仕上げるのはもちろん、それ以上の期待を上回る仕事をします。

「期待を超える仕事をする」ということです。

上を驚かせましょう。

あなたの仕事量が2倍速くなり、2倍の質が上がれば、必ず給料は上がります。

それだけ仕事ができるようになれば、社内で目立ちます。

そういうときに給料アップのパターンは、2種類あります。

  • 役職が上がる
  • 技術手当が付く

あなたの仕事のレベルが著しく向上すれば、上の人は「あの人なら多くの部下を率いることができるだろう」と役職が上がります。

もし、リーダー肌ではないと判断された場合でも「技術手当」が付き、給料を上げてくれます。

「ただ長く在籍していれば自動的に給料アップ」という時代は終わりました。

年功序列は崩壊し、今では成果主義の時代です。

給料を上げてもらいたければ、成果から先に出せばいいのです。

不況を乗り切る経営者の心得(5)
  • 給料を上げてもらいたければ、期待を超える仕事をする。
「国や政府が助けてくれる」という期待は捨てる。

不況を乗り切る経営者の30の心得

  1. 大不況こそ、企業の害毒を一掃する最高の機会。
  2. 経済を変えようとするのではなく、会社内部を変える。
  3. 過去の成功にしがみついている企業は、一瞬で不況の波に飲み込まれる。
  4. 不況に合わせて事業内容を変えることが、一番の不況対策。
  5. 給料が上がらないのは「期待を超える仕事」をしていないから。
  6. 「国や政府が助けてくれる」という期待は捨てる。
  7. 不況時、本物は生き残り、偽物は消えていく。
  8. 楽をして成長を急ごうとする企業は、不況にもろい。
  9. 時間のかかった成長ほど、不況に強くなる。
  10. 手抜きをしがち見えない部分を、あらためて強化しよう。
  11. 「強い者、頭の良い者が生き残るのではない。
    変化するものが生き残るのだ」
  12. もたもた始める改善は、思ったほど不況対策にはならない。
  13. コンコルドの失敗には、不況を乗り切る教訓が隠されている。
  14. 社員が陰で会社の悪口を言っているところは、倒産しやすい。
  15. いくら不況でも、お客さまへのサービスは手を抜かない。
  16. 不況を乗り切るには、お客さまへのサービスを強化・充実させればいい。
  17. 不況のときこそ、海外旅行へ行け!
  18. 「辞めたい」という社員を、無理に引き止めない。
  19. 不況の突破口は、お客さまからのクレームだった。
  20. 大不況のときこそ、社長は一番元気でいなければいけない。
  21. 頑張った人を表彰するイベントを、定期的に設ける。
  22. 現金をもらって、嬉しくない人はいない。
  23. 「不況」「不景気」という言葉は、禁句にする。
  24. お金に余裕がないとき、判断力は著しく低下する。
  25. 無理な買わせ方で売り上げを伸ばした会社ほど、不況時にあえぐ。
  26. 本当にお客さまの役に立ち、喜ばれている会社に、不況は関係ない。
  27. 調子が悪いときほど「夜遅く」ではなく「朝早く」。
  28. 希望退職者を募集すれば、穏便に人の削減が可能になる。
  29. いきなり人を切らない。
    「ワークシェアリング」と「教育」で乗り切れ!
  30. 不況とは、忘れかけていた何かを思い出させてくれる時期。
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