同僚たちと飲みに行くと、必ず出る話題があります。
「給料がいつまでも上がらない」という愚痴です。
いつも聞いてうんざりする内容です。
そもそも飲み会はアルコールが入っているので大した話は出ませんが、やはり大した悩みではありません。
給料がいつまでも上がらない理由は、単純明快です。
いつまでも同じレベルの仕事しかしていないからです。
その人は、会社のぬるま湯に浸かって、いつまでも同じレベルの仕事をしています。
言われた仕事を言われたままにやります。
もちろんこれでいいですが「それ以上の何か」をしようとしません。
期待どおりの仕事で終わらせ、期待を超える仕事をしていない。
同じレベルの仕事をしているかぎり、永遠に給料は同じです。
いきなり給料を上げろと上に言っても、確実に却下されます。
本当に給料を上げてほしいと願うなら、まず給料に見合わないレベルの高い仕事をしましょう。
仕事の量を2倍に増やし、仕事の品質を2倍向上させます。
明らかにほかの社員より仕事ができるというところを見せて、アピールします。
言われた仕事を仕上げるのはもちろん、それ以上の期待を上回る仕事をします。
「期待を超える仕事をする」ということです。
上を驚かせましょう。
あなたの仕事量が2倍速くなり、2倍の質が上がれば、必ず給料は上がります。
それだけ仕事ができるようになれば、社内で目立ちます。
そういうときに給料アップのパターンは、2種類あります。
あなたの仕事のレベルが著しく向上すれば、上の人は「あの人なら多くの部下を率いることができるだろう」と役職が上がります。
もし、リーダー肌ではないと判断された場合でも「技術手当」が付き、給料を上げてくれます。
「ただ長く在籍していれば自動的に給料アップ」という時代は終わりました。
年功序列は崩壊し、今では成果主義の時代です。
給料を上げてもらいたければ、成果から先に出せばいいのです。