不況で会社の調子が悪いときには、残業が多くなります。
少しでも売り上げを伸ばすために、社員が定時を過ぎても帰れない。
不況の時期には乗り越えるべき山がたくさんあります。
遅くまで残り続け、終電ぎりぎりになり、急いで会社を飛び出す。
睡眠時間は短くなり、朝は慌てて出社する。
定時を過ぎると、人間は、異様に効率が悪くなります。
深夜になるにつれて生産性も低下するため、仕事の時間が長くても、結果が出にくくなります。
問題は夜の暗さです。
外が暗いと何だか元気が出てきません。
暗いので暗い発想しか浮かばない。
こういう悪循環になります。
不況のときこそ、会社全体のリズムを見直しましょう。
「夜遅く」ではなく「朝早く」を心がけます。
9時から出社のところは、8時に出社です。
少し眠いですが正念場です。
朝、1時間早く起きて行動するだけで、仕事の効率や回転は驚くほどよくなります。
1時間早く出社して、残業もいつもより1時間減らします。
結果として、労働時間そのものは変わりません。
しかし、朝に仕事をする時間が増えるため、仕事の質が上がります。
朝日には人を活性化させる力があります。
暗い夜に仕事をするより、少しでも明るいうちに仕事を続けるほうが、効率が上がります。
アメリカではスピード企業ほど、ブレックファストミーティングが行われています。
朝早くに朝食を食べながらミーティングを開きます。
朝日を感じて話し合うと、前向きな意見が出やすく、企業が活性化されるのです。