執筆者:水口貴博

不況を乗り切る経営者の30の心得

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調子が悪いときほど「夜遅く」ではなく「朝早く」。

調子が悪いときほど「夜遅く」ではなく「朝早く」。 | 不況を乗り切る経営者の30の心得

不況で会社の調子が悪いときには、残業が多くなります。

少しでも売り上げを伸ばすために、社員が定時を過ぎても帰れない。

不況の時期には乗り越えるべき山がたくさんあります。

遅くまで残り続け、終電ぎりぎりになり、急いで会社を飛び出す。

睡眠時間は短くなり、朝は慌てて出社する。

定時を過ぎると、人間は、異様に効率が悪くなります。

深夜になるにつれて生産性も低下するため、仕事の時間が長くても、結果が出にくくなります。

問題は夜の暗さです。

外が暗いと何だか元気が出てきません。

暗いので暗い発想しか浮かばない。

こういう悪循環になります。

不況のときこそ、会社全体のリズムを見直しましょう。

「夜遅く」ではなく「朝早く」を心がけます。

9時から出社のところは、8時に出社です。

少し眠いですが正念場です。

朝、1時間早く起きて行動するだけで、仕事の効率や回転は驚くほどよくなります。

1時間早く出社して、残業もいつもより1時間減らします。

結果として、労働時間そのものは変わりません。

しかし、朝に仕事をする時間が増えるため、仕事の質が上がります。

朝日には人を活性化させる力があります。

暗い夜に仕事をするより、少しでも明るいうちに仕事を続けるほうが、効率が上がります。

アメリカではスピード企業ほど、ブレックファストミーティングが行われています。

朝早くに朝食を食べながらミーティングを開きます。

朝日を感じて話し合うと、前向きな意見が出やすく、企業が活性化されるのです。

不況を乗り切る経営者の心得(27)
  • いつもより1時間早く行動する。
希望退職者を募集すれば、穏便に人の削減が可能になる。

不況を乗り切る経営者の30の心得

  1. 大不況こそ、企業の害毒を一掃する最高の機会。
  2. 経済を変えようとするのではなく、会社内部を変える。
  3. 過去の成功にしがみついている企業は、一瞬で不況の波に飲み込まれる。
  4. 不況に合わせて事業内容を変えることが、一番の不況対策。
  5. 給料が上がらないのは「期待を超える仕事」をしていないから。
  6. 「国や政府が助けてくれる」という期待は捨てる。
  7. 不況時、本物は生き残り、偽物は消えていく。
  8. 楽をして成長を急ごうとする企業は、不況にもろい。
  9. 時間のかかった成長ほど、不況に強くなる。
  10. 手抜きをしがち見えない部分を、あらためて強化しよう。
  11. 「強い者、頭の良い者が生き残るのではない。
    変化するものが生き残るのだ」
  12. もたもた始める改善は、思ったほど不況対策にはならない。
  13. コンコルドの失敗には、不況を乗り切る教訓が隠されている。
  14. 社員が陰で会社の悪口を言っているところは、倒産しやすい。
  15. いくら不況でも、お客さまへのサービスは手を抜かない。
  16. 不況を乗り切るには、お客さまへのサービスを強化・充実させればいい。
  17. 不況のときこそ、海外旅行へ行け!
  18. 「辞めたい」という社員を、無理に引き止めない。
  19. 不況の突破口は、お客さまからのクレームだった。
  20. 大不況のときこそ、社長は一番元気でいなければいけない。
  21. 頑張った人を表彰するイベントを、定期的に設ける。
  22. 現金をもらって、嬉しくない人はいない。
  23. 「不況」「不景気」という言葉は、禁句にする。
  24. お金に余裕がないとき、判断力は著しく低下する。
  25. 無理な買わせ方で売り上げを伸ばした会社ほど、不況時にあえぐ。
  26. 本当にお客さまの役に立ち、喜ばれている会社に、不況は関係ない。
  27. 調子が悪いときほど「夜遅く」ではなく「朝早く」。
  28. 希望退職者を募集すれば、穏便に人の削減が可能になる。
  29. いきなり人を切らない。
    「ワークシェアリング」と「教育」で乗り切れ!
  30. 不況とは、忘れかけていた何かを思い出させてくれる時期。
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