不況のときには、各種メディアでその状況が報告されます。
ニュース・新聞・雑誌などで「不況だ、不景気だ」と騒いでいますから、会社内でも当然話題に上がります。
「最近は不況らしい、不景気で何も売れない」
「不況で何をやっても無駄」
「不景気で売り上げが伸びない」
たしかにそれは事実なのでしょう。
事実だとしても、むやみに会社内でそういうことは口にしないほうがいい。
暗い言葉を繰り返しているから、気分が暗くなり、生産性が低下するからです。
ただでさえニュースで暗い話で騒いでいるのに、会社内でも「不況だ、不景気だ」と何度も繰り返すのは、意味がありません。
何度も聞きすぎると、洗脳されます。
「どうせ頑張っても無駄だろう」
「何をやってもうまくいかない時期だ」
マイナス思考になってしまいます。
行動する前から諦めがちになってしまいます。
暗い言葉ばかりを浴びていると、脳はいつの間にかマイナス思考へと傾きます。
「不況」「不景気」という言葉は禁句にすること。
マイナスの言葉は使いません。
「そんなこと言っても不況や不景気という言葉は自然に使ってしまう」
そういうときには別の表現で言い換えましょう。
「大変な時期」と言い換えればいい。
やんわりした表現になりました。
「大変な時期だけど頑張ろう」というなら、元気が出てきます。
たった一言ですが、やはり言葉には力が宿っています。
できるだけストレートなマイナス言葉を避けるようにしましょう。