執筆者:水口貴博

記憶力を高める30の方法

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一芸は道に通ずる。

一芸は道に通ずる。 | 記憶力を高める30の方法

「効率よく勉強法を学ぶため」には、どうすればいいのでしょうか。

的を射たことわざがあります。

「一芸は道に通ずる」という言葉です。

一芸は道に通ずるとは、1つの芸を極めた人は、ほかの道にも通用するという意味です。

効率よく勉強法を学ぶためには、まず一芸を徹底的に極めることです。

まず自分が好きな科目でも、得意な科目でもいいですから、1つに絞ります。

高得点まで点数が取れるまで、徹底的に磨き上げることです。

たとえば、英語の勉強を例にあげましょう。

英語で有名なTOEICの試験で高得点が取れるようになるまで、徹底的に勉強をします。

100パーセントのスコアが取れれば一番いいですが、完璧まで仕上げるのは現実的ではありません。

90パーセントくらいの完成を目指せばよいでしょう。

90パーセントまで英語力を仕上げるためには、ささいな勉強では不可能です。

90パーセントという高い完成を目指す過程において、あなたはさまざまな勉強法を試して、工夫を繰り返すことでしょう。

音読したり、書いたり、他人に教えたりなど、勉強法とはいえ、多くの方法があります。

たくさんの勉強法の中でも、1つくらいは「手応えのある方法」「自分に合った勉強スタイル」が見つかるはずです。

十人十色ですので、自分に合った勉強法は、やはり自分で体験して感じるのが一番です。

たくさん試す中で自分に合った勉強法が見つかれば、しめたものです。

2つや3つもあれば、御の字です。

90パーセントまで得点が取れるようになれば、あなたはおそらくいくつかの「効率のよい学び方」を見つけたということです。

英語で身につけた「勉強法」は、ほかの科目にも応用すればいい。

それが「一芸は道に通ずる」ということです。

1つの道は、ほかの道に通じます。

初めからすべてをマスターしようとするのではなく、まず1つだけマスターしようと心がけます。

1つをマスターできたときの方法は、ほかの道にも通じるようになります。

生まれつきの頭の善しあしは、関係ありません。

個人の努力によって、勉強は決まるのです。

記憶力を高める方法(6)
  • まず、1つの科目を徹底的に得意になる。
記憶力は、最初と最後が最も高い。

記憶力を高める30の方法

  1. 「勉強」そのものより「勉強法」から、身につける。
  2. そもそも脳は、覚えるより、忘れるほうが圧倒的に得意。
  3. 長期記憶のためには、海馬を騙せばいい。
  4. 復習は、1カ月以内にすること。
  5. 復習タイミングは、1週間後が最適。
  6. 一芸は道に通ずる。
  7. 記憶力は、最初と最後が最も高い。
  8. 隙間時間に覚えるほうが、よく覚えられる。
  9. 覚えれば覚えるほど、覚えやすくなる。
  10. 睡眠時間は、最低でも6時間以上。
  11. 人に説明したことは、忘れなくなる。
  12. 記憶は「一度で完璧」ではなく「復習」で身につける。
  13. 百聞は一見にしかず。
  14. 体験するのが、一番覚えやすく、忘れにくい。
  15. 記憶力は「トライ&エラー」の数に比例する。
  16. 由来や理由がわかると、記憶に強く残る。
  17. 喜怒哀楽が伴ったことは、強く記憶に残る。
  18. 好きなことは、すぐ覚えられる。
  19. 勉強ができる人のノートほど、字が汚い。
  20. 記憶力を高めるために、ノートはとらず、復習範囲を絞る。
  21. 他人を蹴落とす人は、自分が蹴落とされる。
    他人の幸せを喜ぶ人は、自分が幸せになれる。
  22. 覚えようと意識しないと、覚えられない。
  23. 耳の記憶は、目の記憶より強い。
  24. 類義語・対義語・関連用語は、覚えやすい。
  25. 記憶力は、朝食後に高まる。
  26. 勉強とは「頑張るもの」ではなく「楽しむもの」。
  27. 成績がいい人ほど、魚が好きな人が多い。
  28. ガムを噛むと、眠気が吹き飛ぶ。
  29. 寝る前に覚えたことは、記憶に残りやすい。
  30. 他人が引いた下線より、自分で引いた下線のほうが、記憶に残りやすい。

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