「面倒だなあ」
面倒くさがり屋は一見すると、社会的には評価が低く、仕事ができない人のように思えます。
「すべてを一つ一つ丁寧にこなすぞ!」
一方で几帳面な人は、仕事を丁寧にこなすので、社会的には評価が高く、仕事ができる人のように思われます。
しかし、そう思うのは頭の中だけで、実際の世の中は違います。
面倒くさがり屋ほど成功しているという現実があります。
悲しいかな、軍配が上がるのは、几帳面な人より、面倒くさがり屋です。
面倒くさがるというのは、成功への条件です。
面倒と思うからこそ、問題意識を強く持ち、改善のために積極的になるからです。
世の中の大発明も、面倒と思ったことが発端です。
遠い人と話をするために、わざわざ出向くのが面倒なので「電話」が発明されました。
ノートに書かれていることを、丸写しするのが面倒なので「コピー機」が発明されました。
事実、仕事でも手間のかかる仕事があれば、面倒を嫌う人ほど「何とかいい方法はないのか」と考えます。
大発明とはいきませんが、こうした改善は「小さな発明」です。
面倒なことが嫌でたまらないほど、ほかの人が考えもしないような方法を考え出します。
マイナスのパワーが、結果として、プラスを生み出しています。
世の中のほとんどは、面倒くさいものばかりです。
だからこそ、成功のチャンスはそこら中に転がっているとも言えます。
あなたが面倒を嫌がるタイプなら、素晴らしい素質があるのです。