「幸せになれないのは、何かが足りないからだ」
そう思っていませんか。
幸せになるために「足りない何か」を追い求めている人生です。
私たちは幸せと成長を実感するために、日々、新しい物を追い求め、走っています。
資格を手に入れたり、恋人を手に入れたり、家を手に入れたり、家具を手に入れたりなど、数をあげれば切りがありません。
手に入れたものはなくならないように、一生懸命に保持する努力をします。
何かを手に入れて幸せになったようでも、一生懸命に執着する努力によってストレスが増えれば、意味がありません。
ストレスの元凶は「執着」です。
ほとんどのストレスとは、何かに執着していることから生まれます。
物を失いたくない。
恋人を失いたくない。
親を失いたくない。
キャリアを失いたくない。
地位を失いたくない。
幸せになるためにたくさんの人・物・金・肩書を手に入れて「失いたくない」という執着によって、眉間にしわを寄せます。
人生が長くなるにつれて、背負うものが多くなり、疲れやすい体質へと変わります。
背負うものが多すぎると、健康な人でも、ストレスを感じやすくなり、疲れやすくなったり、いらいらしやすくなったりします。
たくさん持っているから元気がなくなります。
あなたも、そうなっていませんか。
一方、子どもがみな明るく元気なのは、背負っているものが何もないからです。
地位もお金も肩書もなく、身軽だから元気に走り回り、笑顔が絶えません。
失うものがないから怖いものもなく、だから究極的に元気です。
いま一度、そんな子どもたちから学ぶ必要があるのではないでしょうか。
元気を取り戻すためには「手に入れる」から「捨てる」へと発想を切り替えましょう。
「執着」をやめて、思い切って捨ててしまいます。
手放した瞬間、不思議なことに楽になります。
縛っていたものがなくなると自由になれ、健康になります。