「うちの子は、本当にいい子に育った」
こう聞けば、親にとって子どもが一人前に育った印象を受けます。
しかし、実は、一人前どころか半人前です。
まだまだ自立しておらず、経済力が不足しています。
親に理解されているうちは、まだダメです。
親の理解や器を超えることができていないからです。
親が理解できる程度の人間なのですから「親以下」ということです。
まだまだ成長が足りない、つまり半人前ということです。
あなたは、親を超えなければいけません。
親を超えることが最大の親孝行です。
自立であり、一人前になったということです。
親を超えたとき、親はあなたのことを理解できなくなります。
親から見れば、子どもは変になったのではないかと感じるでしょう。
親より大きな理解、大きな器、大きな考えを持っているので、親には子どもが幼稚に戻ったような錯覚を感じます。
そう感じさせるくらい、大きな人間になりましょう。
「お前は一人前になったね」と言われているうちは、まだ半人前です。
「まだまだ半人前だ!」と親が怒るような行動ができるようになり、ようやく一人前になったということです。
親を超える人間になれば、悲しいかな、親から理解されなくなります。
冷たくされたりひどいことを言われたりすることも少なくありません。
親孝行は、なかなか親から理解されないものなのです。