日本人は、勤勉な国民です。
幼いころから熱心に勉強します。
学校の勉強だけでは物足りないと感じ、塾に通う人もいます。
こんなに勉強ばかりしている国民は、世界でもまれです。
しかし、勉強好きな日本人の悪い癖は「勉強してから活用する目的を探すところ」です。
「生かす場面はわからないが、とりあえず勉強する」というパターンが多い。
そのため、勉強をしても、生かしていない知識がたくさんあります。
そもそも使う目的を先に考えていないので、勉強をしても、それで終わりにしている人が多いです。
どんな勉強でも、学んだ知識を生かさなければ、意味がありません。
英語の勉強。
心理学の勉強。
法律の勉強。
歴史の勉強。
勉強したまま終わりにしていないでしょうか。
「勉強することがいいこと」という先入観にとらわれて、ひたすら勉強ばかりしているのは困ったものです。
せっかく英語の勉強をしたのなら、どんどん使ってみることです。
英語の勉強をすれば、英語の新聞を読みます。
英語の文学世界にひたるのもいいでしょう。
海外旅行で英語圏に足を運び、現地の人に話しかけてみるのも良し。
チャンスがあれば、外国人の友人ができる可能性もゼロではありません。
学んだ知識は生かしてこそ意味があります。
勉強より先に「使う目的」から探しましょう。
目的があるから、必要な勉強をして、使います。
夢があるから、その夢の達成のために勉強をします。
そういう順番で勉強しなければ、有限である人生では間に合いません。
勉強しているうちに、生かさないまま人生が終わってしまいます。
まず目的を決めてから、勉強するのです。