あなたは、自分で自分がどんな人間だと思いますか。
「せっかちな性格です」
「おおらかな性格です」
「泣き虫です」
大変申し訳ございませんが、問いに説明できる人は、成功できない人です。
逆に、説明できない人が、成功できる人です。
「え? そんなまさか。逆ではないか?」
いえ、逆ではなく、これは本当の話です。
「自分はこういう人間だ」と決め付けることで、可能性を制限しているからです。
可能性を制限することで、行動も制限され、考え方も制限され、夢への可能性も制限されます。
あなたには、自分でも気づかない「意外な一面」が、必ずどこかにあります。
意外な一面を発掘し、生かせば、新たな道を見い出すことができるでしょう。
しかし、それに気づかないだけです。
「自分はこういう人間だ」と決め付けてしまうと、そういう意外な一面に、気づけなくなります。
いえ、うすうす気づいても「そんなはずはない」と思い、見ないようにするでしょう。
自分に制限をして、事実そのとおり、制限されています。
「思いは現実になる」という言葉がありますが、本当です。
自分はこういう人間だと思い込んでいると、たしかにそうなりますが、それしかできなくなります。
あなたは自分のことを説明できなくていい。
説明ができないほうが、未来があります。
あえて説明できるとすれば「やればできる」という根拠のない自信だけでかまいません。
やればできるという根拠のない自信は「やればできる」と思っているので、自信がついて、積極的な行動をするようになります。
本当に現実になってしまうでしょう。
自分のことをきちんと説明できないほうがいい。
「あなたはどんな人間ですか」と聞かれても「よくわかりませんが、やればできるタイプです」と答えれば十分なのです。