仕事はできるのに、礼儀やマナーのない人がいます。
仕事はできるのに、横柄な態度だったり、挨拶がなかったりするのです。
「せっかく仕事ができる人なのだから、もう少し礼儀があればいいのにな」と思います。
仕事さえきちんとこなせば、それで十分ではありません。
たしかに仕事をしっかりこなすことは、社会人としての基本です。
責任持って仕事をすることで、より高い評価が得られます。
高い収入にもつながります。
しかし、仕事ばかりに目を向けて、忘れがちなことがあります。
人との関わりです。
どんな仕事でも、人の存在しない仕事はありません。
仕事をすることは、人と関わっていくことでもあります。
お客さまのために仕事をして、喜んでもらいます。
その対価としてお金をいただきます。
どんな仕事でも、必ず人との関わりが発生します。
礼儀やマナーも、仕事と同じくらい大切です。
「おはようございます」「お疲れさまです」という、基本的な挨拶言葉があります。
「ありがとうございます」「申し訳ございません」という感謝や謝罪の言葉があります。
仕事には全然関係しないような礼儀やマナーは、実は仕事に関係しています。
礼儀の正しさは、職種にかかわらず、すべてに共通する大切なマナーです。
社会人として生きていくとき、社会とは人の塊で成り立っていることに気づくことが大切です。
礼儀やマナーを大切にすることは、人を大切にすることへとつながります。
人を大切にすることとは、仕事の品質を上げることでもあるのです。
礼儀やマナーのある人は、他人からの協力や助けを得られやすくなるからです。
助けや協力によって、仕事の品質がさらに向上します。
礼儀やマナーも、仕事の1つです。
仕事の技術同様、身につける必要があるのです。