あなたは口が軽い人ですか。
それとも口が堅い人でしょうか。
「私はそれほど口が堅くない」「つい秘密を漏らしてしまう」という自覚を持つ人もいるでしょう。
「ここだけの秘密だよ。誰にも言わないで」とお願いされたことでも、つい口が滑ってしまう。
お酒が入ったときや、場が盛り上がったときなどは、口外を禁じられた話でも、思わず漏らしてしまうことがあるものです。
口外厳禁と念を押されることも厄介なものです。
守ろうとすればするほど気が抜けず、注意を払い続けなければいけません。
きちんと守ろうとするのは、簡単なことではありません。
これは24時間365日、見張りの仕事をしているようなもの。
少しも気が抜けず、精神的に疲れてしまいます。
人間は忘れる生き物なので、秘密を守ること自体を忘れてしまい、うっかり話してしまうこともあるでしょう。
100パーセント秘密を必ず守り抜くのは、簡単なようで、意外と難しいもの。
できるだけ口を堅くしようと思っていても、なかなかうまくいかない人も多いのではないでしょうか。
口が軽い人は、どうすれば口を堅くできるのでしょうか。
シンプルで効果的な方法があります。
そもそも秘密を聞かないようにするのです。
知らなければ、誰かに漏らしようがありません。
うっかり口が滑ることもありません。
どれだけ口が軽い人でも、知らないことを話してしまうことはないのです。
たとえば、相手が秘密を話そうとしたら「それ以上言わないで!」と話を遮りましょう。
話の流れや雰囲気から「これから秘密を話しそうだ」と感じたら、その時点でストップをかけることが大切です。
相手に「話さないでほしい」とお願いして、秘密が耳に入らないよう心がけましょう。
「○○さんって口が堅いですか」と聞かれたときは「秘密を守る自信がない」と正直に答えるのがいいでしょう。
素直にNGを出すことが、トラブルを防ぐ最善策です。
グループ内で秘密話が始まりそうな雰囲気を感じたら、適当な理由を付けて、その場から離れましょう。
用事を思い出したふりでもかまいません。
たとえ興味があったとしても、気になる気持ちを振り払い、その場から離れるのが賢明です。
大切なのは「できるだけ秘密を知らないように心がけること」です。
秘密を知らなければ、人が話すことなければ、口が滑ることもないのです。
「知らぬが仏」という言葉もあります。
世の中には、知らないほうがいいこともあるのです。
「漏らさない努力」から「知らないようにする努力」へと切り替えましょう。
秘密を知らないことで感情がかき乱されることが減り、精神的にも安定します。