公開日:2025年8月1日
執筆者:水口貴博

日常から新しい発見を見いだす30の言葉

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自宅で見る映画は「鑑賞」。映画館で見る映画は「体験」。

自宅で見る映画は「鑑賞」。映画館で見る映画は「体験」。 | 日常から新しい発見を見いだす30の言葉

自宅で見る映画と、映画館で見る映画は、同じ作品でもまったく別のものです。

自宅で見る映画は「鑑賞」です。

映画館で見る映画は「体験」です。

似ているようでいて、決定的に異なるのです。

わざわざ映画館に足を運び、巨大なスクリーンと迫力のある音響で映画に没頭します。

周りにはお客さんがいて、どの人も「この映画を見たい!」という気持ちが共通しています。

真っ暗な室内に、眼前にはただ1つ光るスクリーン。

映画館で見る映画は、非日常感があります。

真剣勝負のような緊張感と高揚感もあって独特です。

それは鑑賞を超えた、特別な「体験」なのです。

今や映画は、映画のサブスクリプションで気軽に楽しめる時代です。

自宅に居ながらにして、膨大な作品の中から自由に視聴できるのはとても魅力的です。

レンタルとは違って、借りる手間も返す手間もありません。

手頃な価格なのですから、もはやデメリットがないと言っても過言ではありません。

しかし、それでもまだまだ映画館の役割は大きいものがあります。

「自宅で見られるじゃないか」「サブスクのほうが安いじゃないか」と思う人も多いでしょう。

たしかに新作映画は、公開して数カ月経てば、ネットで配信されるようになります。

気になる映画があっても、少し我慢すればいいことです。

それをわかったうえで、わざわざ映画館に足を運ぶのがいいのです。

映画館で見る映画は格別です。

素晴らしく特別な体験だからです。

私は以前、名作『タイタニック』を映画館で見たことがあります。

1997年の作品なので、上映時期はとっくに終わっていました。

あるとき「午前十時の映画祭」で期間限定のリバイバル上映がされるということで、狂喜乱舞で足を運んだのです。

何度も見ているので、内容は知っているし、もちろん結末も知っています。

それでもやはり映画館で見る映画は、自宅で見るものとはまるで違いました。

深い没入感があり、見たことがあるのにもかかわらず、初めて見るような感覚に包まれたのです。

クライマックスが近づくにつれて、周りからすすり泣く声が聞こえてきました。

それもまた、観客と共に過ごす映画館ならではの醍醐味だいごみ

そのときの体験は、今でも鮮明に覚えています。

あなたはきっとこれまで多くの映画を見てきたでしょう。

なかには「この映画、見たことあったかな」という作品もあるかもしれません。

時間がたつにつれて記憶が薄れていき、過去に見たかどうかはっきり思い出せなくなることがあります。

しかし、映画館で見る映画は違います。

自宅で見る映画は、見たかどうか忘れることはあっても、映画館で見る映画は忘れることはありません。

映画館で見る映画は、何年・何十年経っても、覚えているものです。

それは体験だからです。

わざわざ時間をつくり、映画館まで足を運び、チケットを買います。

そして巨大なスクリーンを目の前に、しばし静寂な雰囲気のなか、映画の世界に没入するのです。

そういう経験は、忘れようにも忘れられないのです。

五感を使った体験だからです。

映画の世界に没入するのは、別世界に旅をしているのと同じことです。

映画館の鑑賞料金を「高い」と感じる人もいるかもしれません。

そんなときは視点を変えてください。

「貴重な体験を買う」「一生忘れられない思い出をつくる」と思えば、むしろ安いと感じるのではないでしょうか。

月に1回映画館に行けば、1年で12回の特別な体験が手に入ります。

「一生記憶に残る体験」を月に1回味わえるとすれば、むしろ「贅沢ぜいたくでお得な旅」と言えるのではないでしょうか。

年齢を重ねるにつれて、新鮮な体験が減るといいます。

いいえ、それは誤解です。

上手に映画館を利用すれば、素晴らしい体験ができ、忘れられない思い出をたくさんつくれるのです。

日常から新しい発見を見いだす言葉(9)
  • 映画館で見る映画を「体験」する。
しっかり映画に集中したいなら、鑑賞中の飲食は控えるのがベスト。

日常から新しい発見を見いだす30の言葉

  1. 新しい発見は、探さないから、見つからない。
    探せば、見つかる。
  2. ショーウインドーは、季節を先取りするところ。
  3. 選択肢に迷ったら、経験したことがないことを選ぼう。
  4. 人生に、同じ天気は1つもない。
  5. 最も基本的な観光地は、自宅からいちばん近い神社仏閣。
  6. 新しい発見は、興味のない展覧会にある。
  7. 読書も映画鑑賞も、選ぶところから始まっている。
  8. 自宅で映画鑑賞するときも、映画館と同じようにスマホをオフにしよう。
  9. 自宅で見る映画は「鑑賞」。
    映画館で見る映画は「体験」。
  10. しっかり映画に集中したいなら、鑑賞中の飲食は控えるのがベスト。
  11. 人生を変える映画の、3つの条件とは。
  12. 一度鑑賞したからといって、同じ印象を受けるとは限らない。
  13. 映画の世界にどっぷりはまりたいなら、倍速視聴は避けること。
  14. 「人生を変えた映画」は、何度も鑑賞するのが醍醐味。
  15. よく会うからといって親しいとは限らない。
    あまり会わないからといって親しくないとも限らない。
  16. みんなから嫌われている蚊にも、すごいと認める点がある。
  17. 科学的に証明されていない話題には、十分注意する。
    「信仰」「宗教」と同等の重要性がある。
  18. 今日の学びは、今日の話ネタ。
  19. 新しい音楽と出会うために、カフェや飲食店に行くことがあってもいい。
  20. 一字の師は、身近なところにいる。
  21. 医者の指導を「怒られた」と誤解していませんか。
  22. 見るのでは、味わう。
    聴くのではなく、味わう。
    食べるのではなく、味わう。
  23. 新しい景色は「いつもの場所」にある。
  24. 「違いは何だろう?」と思ったら、すぐ調べよう。
  25. どんなお店にも、必ず1つは良いところがある。
  26. 無名でも、才能の持ち主は数多く存在する。
  27. 「あいにくの雨ですね」と言われたとき、どう答えるか。
  28. 人生で最も大切な建物の写真を撮り忘れていませんか。
  29. 裏切られて良かった。
    どれだけつらいか、よくわかったから。
  30. 有名人が病気で亡くなったときは、病気について学ぶ機会、啓発の機会とする。

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