目標を達成できない原因は、意外なところにあるのかもしれません。
それは「目標の立てすぎ」です。
いつも目標を達成できない人がいます。
ベストを尽くして一生懸命頑張るものの、いつも結果を出せずに終わるのです。
そういう人は、目標の立てすぎが原因になっていることが少なくありません。
人のリソースには限りがあります。
時間もお金も体力も有限です。
リソースが無限にある人は世の中に1人もいません。
目標に向かって頑張ることは、限られたリソースの中でいかにやりくりするかの勝負でもあります。
いろいろな目標を持って頑張るのはいいのですが、目標が増えるにつれてリソースが分散します。
目標が2つあると2分の1になり、目標が3つあると3分の1になります。
「二兎追うものは一兎をも得ず」ということわざもあるように、欲張ると、ろくなことになりません。
目標がたくさんあるのはかっこいいのですが、現実として達成が難しくなります。
結局どれも中途半端に終わって、目標が達成できなくなるのです。
目標を立てるなら、あれもこれも欲張って立てるのではなく、数を絞ると良いでしょう。
目標の数は、もちろん自分が持つリソースの余裕に応じて調整することが大切です。
リソースに余裕があれば、目標が複数あっても問題ありませんが、余裕がない人は目標をぎゅっと絞るのが得策です。
あるいは「大きな目標なら1つまで。小さな目標なら3つまで」という立て方も悪くありません。
目標の数を絞るにつれて、リソースを集中させることができ、目標の達成率がぐっと上がるのです。
リソースに余裕がないなら、目標は1つに絞って、一点集中型でいくのが得策です。
「これだ」という目標が決まったら、それだけにリソースを集中させます。
自分のすべてを1つの目標に注ぎ込めば、驚異的なパワーを発揮でき、高い目標であっても達成できるのです。