行きに買うか、帰りに買うか、それが問題です。
出張先で本屋に立ち寄りました。
ふと面白そうな本を見つけ、手に取りました。
びびっと運命の出会いを感じます。
何となく入った本屋に限って、面白そうな本と出会うものですね。
ところがそこでブレーキがかかります。
「今買ったら荷物になるから帰りに買おう」
そう思ったら要注意です。
合理的な考えに思えますが、あまりおすすめできません。
帰りには本が売り切れ、なくなっているかもしれないからです。
自分が面白そうと思ったことは、他の人も同じように面白そうと思う可能性があります。
帰りに立ち寄ると「本がない。売り切れてる!」というオチが待っているのです。
それだけではありません。
帰りに立ち寄るパターンには、ほかにも意外な落とし穴があります。
実際そのときになると、書店に立ち寄る時間がない場合もあります。
あるいは、うっかり立ち寄るのを忘れていることもあるでしょう。
帰りはお土産のことで頭がいっぱいで、本の購入をすっかり忘れていることがあるものです。
帰りに買おうと思うと、何かとろくなことにならないのです。
帰りに買って帰ろうなど、悠長なことは言いません。
行きの途中、立ち寄った書店で面白そうな本を見つけたら、荷物になってもいいので、すぐ買いましょう。
「善は急げ」という言葉もあるように、早めの行動が大切です。
荷物になるといいますが、1冊くらい大した荷物にはなりません。
2冊買ったとしてもたかが知れています。
行きに買っておけば、出張先のホテルで読むこともできます。
隙間時間や移動時間に読むこともできるでしょう。
買った本の内容が、取引先との会話に役立つこともあります。
行きに買ったほうが、確実に入手できるうえ、出張先の空き時間にも読めるのです。
偶然面白そうな本を見つけたことも、チャンスの1つ。
チャンスは逃すことなく、確実に手に入れましょう。
その本が人生を変える1冊になるかもしれません。
運命の出会いは「人」だけでなく「本」にも言えること。
本は「行き」に買うのが正解です。