「私は持病があるから長生きはできない」という人がいます。
生まれつき持病がある人は、しばしば病気に悩まされます。
通院回数が多くなったり、生活にハンディがあったりして、なかなかスムーズな生活を送れません。
病気のせいで苦しい思いをすることも多くなります。
しかし、持病があるからといって長生きできないと決まったわけではありません。
持病がある人に思い出してほしいのは「一病息災」という言葉です。
1つぐらい病気があるほうが健康に気を配るので、健康に自信のある人よりかえって長生きできる、という意味です。
「無病息災」をもじってできた言葉ですが、今ではすっかり市民権を得ていて、どの辞書にも掲載されています。
それだけ実際に当てはまるケースが多いということです。
生まれつき持病があるからといって長生きできないとは限りません。
大切なのは「どれだけ健康に気を配った生活を送っているか」です。
持病を恨んでいても良いことはありません。
ますます苦しいだけで、気持ちも落ち込むばかりです。
「この持病があって良かった」と思うことが大切です。
「病気を治す」というより「病気と付き合っていく」と考えたほうが前向きになれます。
持病があっても、医療が発達した現代であれば、長生きできるチャンスはあります。
健康に気を配った生活を送れば、もともと健康な人以上に長生きできる可能性もあるでしょう。
持病がある人は、むしろ持病をバネにして、一病息災を実現していきましょう。