「しなければならない」は、ストレスの元です。
しなければならないことには、義務感・強制感があります。
「仕事をしなければならない」
「勉強をしなければならない」
「早起きをしなければならない」
「しなければならない」と考えた瞬間ストレスが生じて、心がきゅっと締め付けられます。
体が倦怠感に包まれ、取り組む前から疲れを感じ、ため息も漏れるでしょう。
しなければならないことが多くなればなるほど、ストレスを感じる機会も増えます。
日常からストレスを減らすためには「しなければならない」を減らしていくことが大切です。
しかし、私たちの人生には「しなければならない」が数多く存在します。
社会人になれば、仕事をしなければなりません。
子どもを産んで親になれば、子育てをしなければなりません。
入学試験や資格試験にパスするためには、勉強をしなければなりません。
なかなかゼロにするのは難しいのが現実です。
ストレスの原因がしなければならないことだとわかっていても、立場や状況があって避けられないときがあります。
「しなければならない」をゼロにできなくても、減らすことならできるはずです。
完璧主義者はゼロを目指したくなりますが、それはあくまで理想です。
ゼロにできなくても、1つでもいいので減らす努力をしてください。
「しなければならない」を減らすにはコツがあり、次の2つのキーワードが重要です。
「積極性」と「好奇心」です。
たとえば、上司から仕事を依頼されて取り組む状況があるでしょう。
上司から指示されてから動き始めるのではなく、自分から率先して取り組みます。
普段の上司の様子を見ていれば「次はこんな仕事の依頼が来るだろう」と予想ができるようになるはずです。
積極性を発揮すれば「仕事をしなければならない」から「進んで仕事をする」に変わります。
自分の意思で取り組むことになるため、義務感・強制感が消え、ストレスが大幅に軽減されるのです。
入学試験や資格試験にパスするためには勉強が必要であり「しなければしけない」に直面します。
このとき、まず勉強科目に興味を持ち、自ら進んで学ぶ姿勢になります。
「なぜだろう?」「もっと知りたい!」という好奇心を大切にすれば、だんだん興味関心が湧いてくるようになるでしょう。
興味関心を持って勉強を楽しむようになれば「勉強をしなければならない」から「勉強をしたい」に変わります。
記憶力も吸収力も高まって、勉強がスムーズに進みやすくなるのです。
人生では「しなければならない」がたくさんありますが、積極性と好奇心を大切にすれば、改善できます。
「しなければならない」を1つでも減らしていきましょう。
ストレスは、心の持ちようで軽減されます。
その気になれば、日常から「しなければならない」をゼロにすることも不可能ではありません。