「環境が悪かった」
ミスや失敗する人によく聞かれる言い訳です。
責任をほかになすりつけると、自分の責任が半減して楽になります。
たしかに事実として環境が悪く、ミスや失敗が誘発した状況もあるでしょう。
自然災害や交通事故など、予測が難しい上、防ぎようのない状況もあります。
しかしその一方で、対策を立てていなかった自分にも非があるとも言えます。
環境が悪くなるのは、どこでも起こりえます。
それを言い始めると、責任転嫁のオンパレードです。
プロゴルファーは「スコアが悪かったのは、雨が降っていたせい。風が強かったせい」という言い訳はしません。
プロ野球選手も「調子が出なかったのは、気温が低かったせい。観客の応援が足りなかったせい」という言い訳はしません。
環境のせいにすると、自分が成長できなくなります。
環境のせいにするのはかっこ悪い。
もし自分にミスや失敗を環境のせいにする癖があるなら、今すぐやめることです。
「あの人のせい」
「国の政策が悪いせい」
「設備が足りないせい」
責任をほかになすりつけたくなっても、ぐっとこらえる。
その代わり、ミスや失敗をした原因追及と再発防止に、徹底集中するのです。
ミスや失敗を環境のせいにする人は、成長できません。
ミスや失敗を自分のせいにする人が、成長できるのです。