アイデアを考えるときは、2つの考え方を取り入れましょう。
それは「分解」と「結合」です。
分解と結合は、アイデアを考えるときの基本発想です。
物事を分けたり組み合わせたりすることで、新たな発想力が膨らんで、新しい工夫が生まれます。
壁にぶつかったとき、分解や結合の考え方を思い出せば、問題解決がスムーズになるでしょう。
分厚い本があって読みにくい悩みがあるとします。
分厚い本は威圧感があります。
読む前からおっくうになり、なかなか読書に着手できません。
読み始めたとしても、途中で疲れて挫折することが多いでしょう。
こういうときこそ「分解」の考え方です。
分厚い本を2つに割ればいのです。
分厚い本も、半分にすれば薄くなります。
同じ内容でも、受ける印象が変わり、読みやすくなるでしょう。
分量が半分になることで、抵抗感が小さくなり、読みやすくなるでしょう。
2つに割ってもまだ量が多く感じるなら、さらに分ければいいだけです。
「運動不足を解消したい」「映画を楽しみたい」という欲求があるとします。
毎日忙しいと、なかなかまとまった時間を取れません。
普通に考えれば、それぞれの時間を捻出しなければいけないと思いますが、ここで「結合」の考え方です。
運動と映画鑑賞の要素を組み合わせてみましょう。
「ウォーキングマシンを使えば、運動しながら映画を見ることができる」
2つの行為をまとめて行うことで、新しいアイデアが生まれます。
何かに行き詰まったときは「分けることはできないか」「組み合わせることはできないか」と考えてみましょう。
分解と結合の考え方を持つと、どんどん頭が柔らかくなります。