執筆者:水口貴博

大人の気遣いができる人になる30の方法

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「言わなくてもわかる」と考える人ほど、ぼける。言わなくてもわかることであってもきちんと口に出して伝える人は、ぼけない。

「言わなくてもわかる」と考える人ほど、ぼける。言わなくてもわかることであってもきちんと口に出して伝える人は、ぼけない。 | 大人の気遣いができる人になる30の方法

ぼける人に目立つのは「言わなくてもわかる」という考え方です。

いわゆる、以心伝心です。

たしかに長い付き合いであれば「言わなくてもわかる」という状況はあるでしょう。

お互いを知るにつれて、言葉に頼らなくても心が通じ合う場面が増えるのは事実です。

長年の夫婦関係や友人関係であれば、以心伝心によるコミュニケーションも可能になります。

だからといって、何でも以心伝心に頼るのはよくありません。

以心伝心に頼れば頼るほど、次の3つの機会が減っていきます。

  1. 話す機会
  1. 頭を使う機会
  1. 人と接する機会

「言わなくてもわかる」と思って何でも以心伝心に頼っていると、どんどん口数が減って、無口が増えてしまいます。

どんどん頭を使わなくなり、人と接する機会も減って、脳の衰えが加速します。

ぼけに向かって一直線となるのです。

ぼけない人には「言わなくてもわかることであってもきちんと口に出す」という習慣があります。

以心伝心に頼ることはあっても必要最小限です。

特にぼけない老夫婦は活発なコミュニケーションが特徴的です。

いちいち言わなくてもわかることでも、きちんと口に出して伝えたり確認をとったりして、丁寧に言葉を一つ一つ交わしています。

だからこそ、話す機会、頭を使う機会、人と接する機会につながっています。

いちいち言わなくてもわかることでも、きちんと口に出して伝えるのは、ぼけの防止につながります。

以心伝心に頼ることはあっても、頼りすぎてはいけません。

言わなくてもわかることであっても、きちんと口に出して伝えるようにしましょう。

どれだけわかり合った関係であろうと、コミュニケーションが大切です。

きちんと口に出して伝えるから正確なメッセージが伝わります。

誤解や言葉のすれ違いが減るだけでなく、コミュニケーションの活性化にもつながります。

話す機会、頭を使う機会、人と接する機会をたくさん作っていくことです。

言わなくてもわかることであっても、きちんと口に出して伝える人はぼけないのです。

大人の気遣いができる人になる方法(21)
  • 言わなくてもわかることであっても、以心伝心に頼りすぎず、きちんと口に出して伝える
写真を撮ってもらったら「お撮りしましょうか」と声をかけるのがマナー。

大人の気遣いができる人になる30の方法

  1. 「今話しかけても大丈夫かな」と考えることが、大人の気遣い。
  2. 相手の荷物になるプレゼントは、もはやダンベルと同じ。
    プレゼントが上手な人は、相手の荷物にならないか考える。
  3. フォローが下手な人は、話が否定で終了する。
    フォローが上手な人は、否定の後に代替案を提示する。
  4. 人が何かを楽しんでいるとき、わざわざ否定することを言わない。
  5. 傘の巻き方に、その人の品性が現れる。
  6. 町なかで有名人を見かけても、安易に声をかけない。
    プライベートを尊重して、声をかけないのが粋なマナー。
  7. ため息をつく人を悪く言ってはいけない。
    優しくいたわる人になろう。
  8. 痛いところを突かれて逆ギレすることほど、かっこ悪い姿はない。
  9. 大人の場所には、子どもを連れていないのがマナー。
  10. だるいからといって、ごみをごみ箱に投げてはいけない。
  11. 「3分だけよろしいでしょうか」と話しかけて、長話になるのはマナー違反。
  12. 違和感に気づけることがセンス。
    素晴らしい感性がある証拠。
  13. 窓の外をぼんやり眺めている人にも「話しかけて大丈夫かな」という気遣いは必要。
  14. 頑張っている人に「頑張れ」と声をかけてはいけない。
  15. 直接相手に協力できなくても、話を聞くくらいならできるはずだ。
  16. ハイヒールを履いてみると、女性の気持ちが理解できる。
    もっと女性に優しくなれる。
  17. ネガティブな話題で雰囲気が暗くなったときは「話題を変えましょう」の一言が役立つ。
  18. 当事者意識のない人は、理解のない言葉を発する。
    当事者意識のある人は、理解のある言葉を発する。
  19. 配慮の一言があれば、相手の話を遮っても失礼にならない。
    「話の腰を折るようですみません」と言えばいいだけ。
  20. 同じところで何枚も写真を撮らない。
    限度を超えると、品位を損なう。
  21. 「言わなくてもわかる」と考える人ほど、ぼける。
    言わなくてもわかることであってもきちんと口に出して伝える人は、ぼけない。
  22. 写真を撮ってもらったら「お撮りしましょうか」と声をかけるのがマナー。
  23. 「お撮りしましょうか」という気遣いを断るとき、大切にしたいマナー。
  24. 結論から話す癖をつけるだけで、伝え方のスキルが劇的に向上する。
  25. 何でもかんでも「やばい」という言葉で済ませていないか。
  26. 久々に友人と会ったとき「太った?」と言ってはいけない。
  27. うっかり相手の話の腰を折ってしまったら、すぐ元の話題に戻す。
  28. 話が長くなりそうなときは、配慮の一言を添える。
    「話が長くなってもいいですか」
  29. サインに自分の名前を添えてもらいたいときのマナーとは。
  30. 「それ何の役に立つの?」という質問はデリケート。

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