自分に厳しくするか、優しくするか。
他人に厳しくするか、優しくするか。
これらの違いは、人付き合いの善しあしに影響するポイントです。
「誰に好かれたいですか」
そう聞かれたとき「すべての人に好かれたい」と考える人が多いでしょう。
嫌われるのは誰にとっても嫌なこと。
人付き合いが下手な人は、挨拶に消極的です。
挨拶の重要性を軽視していて、傲慢な考えがあります。
「挨拶が面倒なので省きたい」
嫌いな人がいると、悪口・陰口を言いたくなるかもしれません。
本人のいないところで、その人を悪くののしりたいかもしれませんが、人付き合いでは注意したい行動です。
人付き合いが下手な人は、平気で悪口・陰口を言います。
人付き合いが下手な人は、感謝の言葉をあまり言いません。
「ありがとうございます」を言う回数が少ない。
もちろん素直にお礼を言うときもありますが、全体的に少ない。
どんな人にも美点と欠点があります。
欠点だけの人はいません。
美点だけの人もいません。
人付き合いが下手な人は、絶対嘘をつこうとしません。
「嘘は絶対ダメ」
「嘘をつく人は不誠実」
人付き合いが下手な人は、守れない約束でも、簡単にうなずきます。
「仕事ができる人間と思われたい」という虚栄心。
「断ると、相手に嫌われるのではないか」という不安。
人との会話中、感情的になってしまう瞬間があります。
たとえば、傷つく一言を言われると、感情が乱れて、誰でも気分が悪くなるでしょう。
特に名誉やプライドに関することは、たった一言の失言でも、むっとされます。
ある日、相手のプライバシーを知ることがあります。
信頼関係が深まり、相手が心を許せば、大切なプライバシーを告白してくれることがあるでしょう。
もしくは、とある出来事がきっかけで、相手の秘密を知ることもあるはずです。
初対面の直感的な印象を「第一印象」と呼びます。
第一印象は、知り合った後の印象より、印象深く残りやすい傾向があります。
初対面では、まだ相手のことをよく知りません。
依頼や相談をしたいときがあります。
普通に依頼や相談をすることもできますが、人付き合いの差が出る場面です。
言い方しだいで、快く応じてもらえることもあれば、こじれることもあるため、配慮が必要です。
すべての人との出会いは、まず初対面から始まります。
初対面で気になることの1つが、相手の年齢ではないでしょうか。
「相手は、自分より年上だろうか年下だろうか」
人付き合いが下手な人は、徹底した秘密主義です。
相手のプライベートは知りたがる割に、自分のプライベートは話そうとしません。
本音を言わず、建前ばかり。
人付き合いが苦手な人は、楽しませてもらうのが好きです。
もちろん楽しませてもらうのが嫌いな人はいないでしょう。
面白い話で笑わせてほしい。
人付き合いが下手な人は、とにかく友人を増やしたがります。
「友人がいれば、毎日が明るくて楽しくなる」
「人脈が広いほど、困ったときに役立つ」
人の幸せに対する反応はそれぞれです。
人の幸せを一緒に喜ぶ人もいれば、嫉妬して悔しがる人もいます。
「相手の幸せは自分に関係ない」と思いますが、受け止め方しだいです。
行為や親切を受けたときには、お礼です。
たとえば、忙しい人と会って打ち合わせをしたとしましょう。
相手は忙しい中、貴重な時間を割いてくれました。
うっかり人に迷惑をかけてしまうことがあります。
相手に迷惑をかけたときは、謝罪です。
たとえ悪気がなくても、相手に迷惑をかけたときは、きちんと謝るのがマナーです。
世の中には、さまざまな価値観が存在します。
読書・旅行・映画鑑賞が好きな人もいれば、嫌いな人もいます。
インドア派の人もいれば、アウトドア派の人もいます。
年に数回ほど、プレゼントを贈るタイミングがあります。
最も代表的な日といえば、やはり誕生日でしょう。
相手が恋愛対象なら、バレンタインデー・ホワイトデー・クリスマスなどもプレゼントを贈りやすいタイミングです。
人付き合いでは、贈り物をすることがあります。
お歳暮やお中元、記念や行事の贈答品、誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントなどです。
相手が喜んでもらえるものを贈ろうと思いますが、どんなものを贈るかが大切です。
飲食店で人と食事をした際、食事代を割り勘にすることがあります。
上下関係があっておごることもありますが、特に理由がなければ、割り勘にすることも多いでしょう。
割り勘をするとき、金額の計算の仕方に、人付き合いのセンスが表れます。
人付き合いでは、時にイベントが催されることがあります。
歓迎会や送別会。
新年会や忘年会。
人付き合いは、親しくなるにつれて遠慮のない接し方が増えます。
初対面では堅苦しい雰囲気でも、コミュニケーションが増えると理解が深まり、打ち解けていきます。
ニックネームで呼び合うようになる。
人間関係では摩擦がつきもの。
人付き合いでは「相手に変わってほしい」と思う瞬間があります。
たとえば、相手の言葉遣いや態度が角立っているので、直してほしいと思うことがあるとします。
人と会って歓談を楽しみ、お別れをします。
別れ際に、人付き合いが上手な人と下手な人に違いがあります。
人付き合いが下手な人は、次に会う予定を後日考えます。
人と雑談を楽しむとき、どのタイミングで終えるかが大切です。
もちろんビジネスの会議なら、まず用件を済ませることが第一です。
話し合って決めなければいけないことがあるなら、結論が出るまで議論を続けることも必要でしょう。
ある日、大切な人からお金の悩みで相談されることがあります。
「お金がないから貸してほしい」と。
身近な人がお金に困っていれば、助けたくなるのが人情。
最初から人付き合いが上手な人はいません。
どんな人でも、人付き合いが下手な状態からスタートします。
最初はどんなことが迷惑になるのかわかりません。
自分に厳しくするか、優しくするか。
他人に厳しくするか、優しくするか。
これらの違いは、人付き合いの善しあしに影響するポイントです。
人付き合いが下手な人は、まず自分に優しくなります。
約束を守ろうとする意識が乏しく、約束を破ることが多い。
難しそうなことは、条件や許容範囲の緩和をお願いして、簡単にしてもらう。
できないことがあれば、すぐ諦めて、誰かにお願いする。
それでありながら、ミスや失敗をしたときには言い訳や責任転嫁の癖があり、許してもらおうとする。
自分に優しくなりますが、一方で他人には厳しくします。
常に完全な仕事を要求する。
わずかなミスや失敗を許さない。
理不尽な要求を押し付けることも多い。
もし他人が失態を犯せば、強い言葉で怒鳴りつけたり、厳しい罰則を与えたりする。
自分にも他人にも厳しいなら、強い心と信念が感じられるので、まだ周りから好意的に受け止められるでしょう。
しかし、自分に優しい割に他人には厳しい状態は、ただの甘えです。
自分がいちばん大切であり、保身の気持ちが強いことがわかります。
自分と他人に対する態度が大きいので、周りの人から悪印象を持たれるのです。
一方、人付き合いが上手な人は、この逆です。
人付き合いが上手な人は、まず自分に厳しくなります。
小さな約束でも、きちんと守ろうとする。
1つのミスや失敗もないよう心がける。
常に丁寧な仕事を心がけ、できるだけ完璧を目指そうとする。
もしミスや失敗を犯せば、誠実に謝り、深く反省します。
自分には徹底して厳しい一方、他人には優しくなります。
約束を破られても、注意するだけで、怒ることはない。
他人のミスや失敗には寛容で、慰めたり勇気づけたりする。
時には、一緒に改善案や解決策を考える。
もちろん見返りを要求することもない。
自分に厳しく他人に優しい人は、モテる条件の1つ。
接しやすいので、多くの人から慕われ、愛されるのです。
「誰に好かれたいですか」
そう聞かれたとき「すべての人に好かれたい」と考える人が多いでしょう。
嫌われるのは誰にとっても嫌なこと。
「みんなに好かれたい。愛されたい。人気者になりたい」
当たり前に願うところですが、ここに大きな問題があります。
人付き合いが下手な人は、すべての人に好かれようとします。
誰にも嫌われず、すべての人に好かれることが素晴らしいと考えています。
男性にも女性にも好かれたい。
子どもにも大人にも好かれたい。
外国人にも好かれたい。
もちろん自分の好きな人にも好かれたい。
すべての人に好かれようとするのは、一見すると誰もが願う理想でしょう。
しかし、これが良くありません。
人それぞれ、生まれも育ちも違います。
性格・好み・価値観も違います。
みんなに好かれようとして振る舞うと、それぞれの好みに自分を合わせなければいけません。
これは事実上、不可能なのです。
すべての人に好かれようと要領よく振る舞うと、主体性がなくなり、自分を見失います。
常に相手の様子をうかがわなければならず、大きなストレスも感じるでしょう。
相手に迎合するような振る舞い方は、客観的に見て、下品でいやらしくも見えます。
すべての人に好かれようとすると、結局、誰にも好かれなくなるのです。
一方、人付き合いが上手な人は、みんなに好かれようとはしません。
そもそもすべての人に好かれるのは不可能だと気づいているため、最初から諦めます。
一部の人に嫌われても気にしません。
「人それぞれ好みが違うのだから仕方ない」と潔く諦めます。
人付き合いとして挨拶程度はしますが、深く関わることはしません。
その代わり、自分にとって大切な人に好かれようと集中します。
たとえば、かけがえのない家族、何でも話せる親友、愛するパートナーなどです。
人間関係を大切な人に集中させれば、自分が投資できる時間・お金・労力を有効に活用できます。
大切な人に集中すると、好かれる人の数は少なくなりますが、人付き合いの質は深まります。
人付き合いで大切なのは、広さより深さです。
嫌われることを恐れないこと。
すべての人に愛されるのを諦めたほうが、本当に豊かな人付き合いができます。
人付き合いが下手な人は、挨拶に消極的です。
挨拶の重要性を軽視していて、傲慢な考えがあります。
「挨拶が面倒なので省きたい」
「挨拶なんて仕事に役立たない」
「挨拶がなくても人間関係はうまくいく」
「挨拶は、立場の低い人が高い人に対してするもの」と誤解していることもあります。
挨拶に積極的ではありません。
いつも先に挨拶をされます。
相手に挨拶をされれば、仕方ないので挨拶をする程度です。
嫌がった挨拶なので、ほとんど目も合わせない。
表情は元気がなく、声も小さい。
挨拶をしても、挨拶になっていません。
挨拶は人間関係の潤滑油。
肝心の挨拶が消極的なので、人間関係もぎすぎすしがちです。
人付き合いが上手な人は、常に自分から挨拶をしようとします。
立場・年齢も関係なく、普段から積極的な挨拶を心がけています。
たとえ相手が低い立場だったり年下だったりしても、自分から挨拶をする心がけは同じ。
「相手より先に挨拶をしよう」と、常に心がけています。
積極的に明るく挨拶をすると「仲良くしましょう」「今日もよろしくお願いします」といった好意が伝わります。
挨拶を活性化すると、人間関係も活性化されるのです。
嫌いな人がいると、悪口・陰口を言いたくなるかもしれません。
本人のいないところで、その人を悪くののしりたいかもしれませんが、人付き合いでは注意したい行動です。
人付き合いが下手な人は、平気で悪口・陰口を言います。
他人の気に入らないことがあれば、本人のいないところで、荒々しくののしります。
悪口・陰口を言う人は、不快な発言をしている意識がありません。
「事実を言っているだけ」
「ストレス発散になる」
「悪い噂を広めて困らせてやりたい」
深く考えず、いらいらした感情に任せ、鬱憤を晴らすかのように汚い言葉を吐きます。
しかし悪口・陰口は、言えば言うほど、言っている本人の印象が悪くなります。
悪口・陰口を言う人は、表情や態度が醜くなり、接しにくい雰囲気が出ます。
周りの人は「いつか自分も悪く言われそう。あまり関わらないでおこう」と不安になります。
警戒して、人が避けていくのです。
陰でこそこそ人の悪態をつくことほど、下品なことはありません。
悪口・陰口が癖になっている人は、心を許せる親友をつくることができません。
周りから警戒されるため、普通の友人すらつくるのが難しくなります。
悪口・陰口を言えば言うほど、孤立を深め、寂しい日々を送ることになるのです。
人付き合いが上手な人は、悪口・陰口を言いません。
悪口・陰口を言ったところで、自分の品位を下げるだけであり、不毛な行為であることを知っています。
苦手な人がいたとしても、露骨に悪口・陰口は言わず、心の中にしまっておきます。
人から「あの人は最低だよね」と同意を求められても、気軽に賛同しません。
賛同すると、悪口・陰口を言ったのと同じことになるので注意しています。
「どうだろうね」「なんとも言えないね」などとうまく言葉を交わすか濁します。
どうしても吐き出したいときは、紙に書いて、ごみ箱に捨てます。
相手に直してもらいたければ、悪口・陰口で終わらせず、直接本人に言います。
直接本人に言うなら、悪口でも陰口でもなく、立派な改善行動です。
人付き合いが下手な人は、感謝の言葉をあまり言いません。
「ありがとうございます」を言う回数が少ない。
もちろん素直にお礼を言うときもありますが、全体的に少ない。
感謝の言葉が、1日10回未満です。
大きな好意や親切を受けたときは「ありがとうございます」とお礼を言います。
小さな好意や親切には「特別なことではない」とお礼を言いません。
お礼を言わないときがあるので、ときどき相手をがっかりさせます。
時には「偉そう」「非常識」「育ちが悪い」など、思わぬ誤解を招くこともあります。
感謝の言葉が少ないと、感謝の気持ちが伝わりにくいだけでなく、誤解をされることもあります。
「心で感謝しているから十分」と思うかもしれませんが、それは違います。
心で感謝をしていても、きちんと声に出して言うことが大切です。
以心伝心という言葉は、日常の一部に限った話であり、普段はきちんと言葉を発することが大切です。
感謝の言葉を声に出して言うから、しっかり相手に伝わります。
たとえお金を払う立場だとしても、サービスに対する感謝の表現として、お礼の一言は必要です。
人付き合いが上手な人は、感謝の言葉を1日10回以上言います。
大きな好意や親切なら「ありがとうございます」と感謝しますが、小さな好意や親切にも感謝します。
感謝の言葉を言う機会は、探せばたくさんあります。
たとえば、レストランに入って店員に席を案内されたときも「ありがとうございます」とお礼を言えます。
レジでお金を払って商品を受け取るときも「ありがとうございます」とお礼を言えます。
タクシーを利用して、降りるときも「ありがとうございます」とお礼を言えます。
日常の小さな点まで注意深く見れば「ありがとうございます」という機会は、山ほどあります。
感謝の言葉は、少ないより多いほうがいい。
人付き合いの基本の言葉ですから、言いすぎるくらいでちょうどいいのです。
どんな人にも美点と欠点があります。
欠点だけの人はいません。
美点だけの人もいません。
人によって美点と欠点の割合に違いはあるものの、すべての人に美点と欠点が混在しています。
他人の美点と欠点の付き合い方が、人付き合いにも影響するポイントです。
人付き合いが下手な人は、相手の欠点を探す癖があります。
「悪いところはないだろうか」
「変なところはないだろうか」
「劣っているところはないだろうか」
いわゆるあら探しです。
どんな人間でも欠点はあります。
人と出会うたびに、何らかの欠点を見つけては、気になり始めます。
動きが遅い、ミスが多い、気が利かない、息がくさい、話がわかりにくい。
欠点を見つけるたびに、相手の評価を下げたり抵抗感が強くなったりします。
欠点を探す癖があるので、どんな人と出会っても、最終的に付き合いにくくなるのです。
一方、人付き合いが上手な人は、人と出会ったとき、相手の美点を探す習慣があります。
「相手の良いところはどこだろうか」とわくわくしながら、相手の美点を探します。
多くはないかもしれませんが、美点を探せば、どんな人にも1つはあります。
素直な性格、言葉遣いが丁寧、ITに詳しい、行動にスピードがある。
相手の優れたところが見つかれば、素直に認め、敬います。
相手が年下でも尊敬します。
たとえ相手が幼い子どもでも、美点を見つけては「自分には真似できない」と尊敬します。
その一方で、相手の欠点に気づいても、あまり気にしません。
欠点を見つけたところで仕方ありません。
「自分にも欠点はある。自分に他人を悪く言う資格はない」と考えているので非難しません。
相手の美点を十分尊敬していれば、少々相手の性格に難があっても、ささいに思えます。
美点を尊敬しながら接しているので、相手に欠点があっても、良い人間関係が築けるのです。
人付き合いが下手な人は、絶対嘘をつこうとしません。
「嘘は絶対ダメ」
「嘘をつく人は不誠実」
「どんなことがあっても、正直でなければいけない」
もちろん基本的に嘘がよくないのは間違いありません。
できるだけ嘘は避け、正直でいるほうが、人付き合いもスムーズになるでしょう。
しかし「嘘はすべて悪い」と決め付けるのも早計です。
時として正直であることが、人付き合いの摩擦を生むこともあります。
サンタクロースを信じている子どもに「サンタクロースの正体は親」と暴露するのは夢がないでしょう。
つくってもらった食事がおいしくないとき、正直に「まずいね」と言えば、相手を傷つけます。
余命が短い人に「残り時間が少ないですね」という一言は、あまりにデリカシーがありません。
本音が素晴らしいとは限らず、相手を傷つけることもあります。
時には嘘も必要です。
嘘をつかないことは大切ですが、上手に嘘をつくことはもっと大切です。
人付き合いが上手な人は、上手に嘘をつきます。
基本的に正直を心がけますが、正しい発言が夢や希望を奪うなら、上手に嘘をつきます。
たとえば、サンタクロースを信じている子どもに「サンタクロースが楽しみだね」と言います。
サンタクロースへの期待が高まり、子どもをわくわくさせるでしょう。
おいしくない食事でも、相手の気持ちを考え「おいしかったです」と言ったほうがいい場面もあります。
余命が短い人には「必ず治る。1年後、一緒に旅行に行こう」と約束をすれば、希望の力で奇跡が起こるかもしれません。
嘘は嘘でも、良い嘘です。
相手を元気にさせる嘘は、夢・希望・生きる力を与え、相手を幸せにするのです。
人付き合いが下手な人は、守れない約束でも、簡単にうなずきます。
「仕事ができる人間と思われたい」という虚栄心。
「断ると、相手に嫌われるのではないか」という不安。
「うなずいた後でなんとかなるかもしれない」という軽い考え。
さまざまな考えや感情があって、強気の発言をすることもあるでしょう。
できるだけ期待に応えたい気持ちは、人の素晴らしい心です。
しかし、やはり守れない約束は、やはり守れない。
あとから「守れませんでした」と謝って、相手の期待を裏切ることになります。
守れない約束でも簡単にうなずくことで、相手に迷惑をかけるだけでなく、自分の信頼を落とすことにもなります。
謝って相手が許してくれたとしても、簡単に済むことではありません。
「約束を守れなかった」という事実は消えず、ずっと残り続けます。
信頼関係に傷がつき、今後の人付き合いに何らかの悪影響を及ぼす可能性があるのです。
人付き合いが上手な人は、守れない約束なら、勇気を持って断ります。
本当は守りたくても、守れなかったときの信頼の失墜は大きいので、無謀な約束はしません。
たとえ小さな約束でも、守れる自信がなければ、勇気を持って断ります。
「ごめんなさい。守れる自信がないので約束ができません」
約束を断ることで相手を落ち込ませることもありますが、大きな問題には発展しないでしょう。
正直に断る勇気は大切です。
守れない約束を素直に断ることで「この人は約束を大切にする人だ」という印象を与えます。
正直に断ったほうが、かえって信頼を高める場合もあります。
守れる・守れないにかかわらず、約束を尊重する姿勢を見せることで、どんどん信頼を高めることができるのです。
人との会話中、感情的になってしまう瞬間があります。
たとえば、傷つく一言を言われると、感情が乱れて、誰でも気分が悪くなるでしょう。
特に名誉やプライドに関することは、たった一言の失言でも、むっとされます。
人付き合いでは、感情的になる状況を避けなければいけませんが、完全に避けるのは難しい。
聖人君子でもないかぎり、誰でも腹を立てることがあるでしょう。
感情的になったとき、どう対応するかが大切です。
人付き合いが下手な人は、感情的になれば、その場で発言します。
不快感を我慢できず、感情的になったまま発言します。
理性や自制心を失うと、言葉も態度も下品で乱暴になりがちです。
視野が狭くなったり思考が浅くなったりなど、いいことはありません。
相手が素直に謝ってくれるとは限りません。
場合によっては、相手も感情のスイッチが入り、けんかや言い争いなどのトラブルに発展することもあります。
たとえ失言を撤回しても、単純には済まないことがあります。
一度発言した言葉は、撤回はできても、記憶に残り続けます。
感情的になって発言すると、後で悔やむことになるのが大半なのです。
一方、人付き合いが上手な人は違います。
感情的になったまま発言すると、後悔することを知っているので、用心深い行動を心がけます。
人付き合いが上手な人は、感情的になったとき、まず一度頭を冷やします。
言いたいことがあっても、思うまでにして、喉のところで止めます。
一度その場から立ち去り、冷静が戻るまで時間をあけます。
短くて数時間、長くて数日ほど、時間をあけます。
興奮が収まって冷静が戻ると、そのときの状況を落ち着いて理解や判断ができるでしょう。
相手に言いたいことがあれば、場を改めたほうが、言いすぎや言い間違いを防げます。
時間はかかりますが、確実に人付き合いの過ちを減らす効果がある習慣です。
人付き合いは、たった一言でひびが入る、繊細な一面があります。
人付き合いでは、加点より減点を避けるのが賢明です。
ある日、相手のプライバシーを知ることがあります。
信頼関係が深まり、相手が心を許せば、大切なプライバシーを告白してくれることがあるでしょう。
もしくは、とある出来事がきっかけで、相手の秘密を知ることもあるはずです。
プライバシーは、人の大切な秘密です。
人のプライバシーの扱い方は、人付き合いにも影響するため、配慮しておくべきポイントです。
人付き合いが下手な人は、話の流れに押され、人のプライバシーをぺらぺら話します。
話が盛り上がれば、悪いと思いつつも「まあいいや。言ってしまえ」と油断して、暴露してしまう。
「ここだけの話だよ。内緒だよ。実はあの人……」
ばれることはないだろうと安易な考えがあります。
たしかにプライバシーを話すとき、秘密を楽しむ感じがあり、独特の高揚感があります。
しかし、どんな理由だろうと、人のプライバシーをぺらぺら話すのはマナー違反です。
聞かされた相手は、話を楽しみつつも警戒するでしょう。
「この人は、人のプライバシーをぺらぺら話す人なのか」
「この人に自分のプライバシーを話せば、すぐ漏れて広まりそうだ」
人のプライバシーをぺらぺら話すと、会話は楽しくできても、自分の信頼を落とす結果になります。
「この人と深く関わらないほうが身のため」と思われるでしょう。
良かれと思って話した、ある人のプライバシーが、自分の評価を下げ、人付き合いの妨げになるのです。
人付き合いが上手な人は、人のプライバシーをしっかり守ります。
たとえ話の流れがあったり、相手から教えてほしいとお願いされたりしても、人のプライバシーは守秘を貫きます。
一瞬会話の流れが悪くなりますが、これでいいのです。
相手は残念に思いつつも「この人はきちんとプライバシーを守る人」と判断して、信頼度を高めます。
話が盛り上がれば、何でも話して良いわけではありません。
どれだけ話が盛り上がろうと、どれだけ相手からせがまれようと、人のプライバシーはしっかり守ることが大切です。
人の秘密を守る姿勢は、人付き合いの信頼度を高めることに役立ちます。
初対面の直感的な印象を「第一印象」と呼びます。
第一印象は、知り合った後の印象より、印象深く残りやすい傾向があります。
初対面では、まだ相手のことをよく知りません。
だからこそ、普段以上に、外見からその人の人となりを判断する傾向が強くなります。
初めて会ったときの印象は、今後の付き合い方に影響することがあります。
人付き合いが下手な人は、第一印象に無関心です。
「第一印象は、あとから変えられる」
「最初の印象ですべてが決まるわけではない」
「大切なのは、第一印象より中身だ」
初めて人と会うとき、髪型・服装などの身だしなみは普段どおりです。
たしかに第一印象は、あとから変えることも十分可能です。
第一印象だけで、その人のすべてを判断されてはたまらないでしょう。
しかし、人間関係の中でも、特に重要な印象であるのは間違いありません。
普段どおりの身だしなみは、相手に不快を与えることがあります。
肩にふけがおちているかもしれません。
無精ひげが生えているかもしれません。
メイクが崩れていたり、ストッキングが伝線していたりすることもあるでしょう。
最初の印象が悪ければ「それがその人の本質」と悪いふうに誤解され、人付き合いに悪影響を及ぼすことがあります。
ビジネスなら、大事な契約のチャンスを失うかもしれません。
プライベートなら、友人や恋人に発展させるきっかけを失う可能性もあるでしょう。
最初の印象が悪いと、潜在的にその後のチャンスを失う可能性があるのです。
人付き合いが上手な人は、第一印象に力を入れます。
第一印象は、特に深く残りやすいため、身だしなみのケアを徹底します。
好印象になるよう、清潔感のある髪型と服装を心がけます。
爪は切り、歯を磨き、においにも気をつける。
男性なら、ひげを剃ってすっきりします。
女性なら、メイクもばっちり決めます。
清潔感のある印象を徹底すると、第一印象が良くなります。
「また会いたい」と思われるようになるのです。
依頼や相談をしたいときがあります。
普通に依頼や相談をすることもできますが、人付き合いの差が出る場面です。
言い方しだいで、快く応じてもらえることもあれば、こじれることもあるため、配慮が必要です。
人付き合いが下手な人は、相手の立場や気持ちをあまり考慮せず、いきなり用件を話し始めます。
早く用件を済ませたい気持ちが強い。
「これをお願いします」
「間違えているのでやり直してください」
「急いでいるので、来週までに終わらせてください」
いきなり用件を言われて、むっとします。
押し付けるような言い方で、さらにむっとされます。
いきなり用件を話す話し方は、自分の都合を押し付ける印象が強いため、相手に不快感を与えやすくなります。
質問や依頼の仕方が乱暴だと、素直に応じてもらえないのです。
人付き合いが上手な人は、用件の前にクッション言葉を使うのが習慣になっています。
クッション言葉とは、用件の前に添えて印象を和らげる一言のことです。
特に迷惑をかける用件のときには、必ず使います。
たとえ相手に余裕がありそうでも、クッション言葉を言ってから用件を話し始めます。
「もしお時間があれば」
「もしよろしければ」
「差し支えなければ」
「お手数をおかけしますが」
「お忙しいところ恐れ入りますが」
クッション言葉があると、後に続く用件の印象がずいぶんよくなります。
相手は心の準備ができるため、大きな用件でも前向きに受け止めやすくなります。
クッション言葉は、社会人なら必須です。
会話マナーの1つとして「特別な心がけ」ではなく「当たり前の心がけ」として身につけておきましょう。
すべての人との出会いは、まず初対面から始まります。
初対面で気になることの1つが、相手の年齢ではないでしょうか。
「相手は、自分より年上だろうか年下だろうか」
見た目で明らかにわかるなら別ですが、なかなか判断が難しい状況があります。
年齢が気になるのは自然な欲求です。
相手の年齢を聞きたくなるのはいいですが、聞くタイミングが大切です。
人付き合いが下手な人は、初対面ですぐ年齢を聞きたがります。
相手の年齢に興味があり、自分より年上か年下かが気になります。
もちろん初対面ではなく、すでに打ち解けた関係なら、普通に年齢を聞くのはいいでしょう。
もっと相手を理解するため、相手の年齢を知っておいたほうが、人間関係では便利であるのも事実です。
しかし、初対面で出会ってすぐ年齢を聞くとどうなるでしょうか。
たまたま相手と同じ年齢ならまだいいですが、多くの場合、年齢に違いがあるもの。
初対面ですぐ年齢を聞くと、せっかくの出会いに悪い影響を及ぼす場合があります。
年齢を聞いてしまうと、年齢で相手を見てしまうようになり、自然と上下関係が生まれます。
自分より年下なら、年下と接する態度になるでしょう。
自分より年上なら、年上と接する態度になるでしょう。
年齢に関するさまざまな先入観や固定観念が湧き、スムーズな人間関係を妨げやすいのです。
初対面に限って、年齢は積極的に聞かないほうが賢明です。
人付き合いが上手な人は、初対面の際、あまり相手の年齢を気にしません。
むしろできるだけ年齢を聞かないように心がけます。
必要になったときだけ、年齢を聞く程度。
自分の年齢も、相手から聞かれるまで積極的に言いません。
年齢を知らないほうが、お互い余計な先入観や固定観念に振り回されず、対等に接することができるようになります。
相手の年齢がわからないからこそ、相手の話や中身に集中しやすくなります。
結果として、親しくなりやすいのです。
人付き合いが下手な人は、徹底した秘密主義です。
相手のプライベートは知りたがる割に、自分のプライベートは話そうとしません。
本音を言わず、建前ばかり。
自分の過去も私生活も黙ったまま。
自分のプライベートを話すと、自分の評価が下がったり印象が悪くなったりすることを恐れています。
そのためなかなか人と打ち解けて話せません。
もちろん秘密にしたいことがあるのはいいのです。
誰にでも話したくないことが、1つや2つあるのは当然です。
どうしても秘密にしたいことまで、わざわざ公開する必要はないでしょう。
しかし、個人的なことすべてを秘密にしたままでは、周りから自分を理解されません。
人付き合いに分厚い壁ができます。
自分のプライベートは明かさず、相手だけプライベートの話をさせるのは不公平でしょう。
心を閉じたままでは、相手が誰でも打ち解けるのは困難です。
自分が心を閉じていると、相手も心を開きにくくなります。
親友はおろか、友人をつくるのさえ難しくなるのです。
人付き合いが上手な人は、少しずつ自己開示をします。
もちろん最初からあけすけにプライベートを話すわけではありません。
相手と親しくなるにつれて少しずつ警戒を解き、心を開いていきます。
少しずつ自分の過去や私生活について打ち明けていきます。
個人的な話をするから、自分のことが相手に理解されるようになります。
自分から心を開けば、相手も警戒心が解け、心を開きやすくなります。
人付き合いが上手な人は、自己開示が上手な人ともいえます。
相手に心を開いてもらいたければ、自分から心を開くことが大切です。
自分から自己開示をすることで、相手も自己開示をしてくれます。
人付き合いが苦手な人は、楽しませてもらうのが好きです。
もちろん楽しませてもらうのが嫌いな人はいないでしょう。
面白い話で笑わせてほしい。
おいしい料理で満足させてほしい。
サプライズで感動させてほしい。
人から素晴らしいもてなしを受ければ、幸せな時間を過ごせます。
良い思い出にもなるでしょう。
もちろん楽しませてもらうのはいいですが、そればかりでは良くありません。
人付き合いが苦手な人の場合、楽しませてもらうことに偏っています。
自分だけが楽しんで、それで終わりになっている。
「誰か早く私を楽しませて」と願うだけになっている。
「楽しませてもらったから、今度は楽しませる」という考えがありません。
悪いことをしているわけではありませんが、いいことでもないのです。
人付き合いが上手な人は、楽しませるのが好きです。
楽しませてもらうのもいいですが、まず自分が楽しませる側になろうとします。
面白い話をして、笑わせる。
おいしい料理をつくって、もてなす。
サプライズの演出をして、感動してもらう。
相手を楽しませるために、計画を立てたり準備をしたりします。
自分ばかり苦労や負担が多く、損をしている気がしますが、ここがポイントです。
人付き合いが上手な人は、サービス精神が旺盛です。
誰かを楽しませることが自分の楽しみになっているので、手間暇はかかっても苦になりません。
それどころか楽しみながら、計画や準備を進めています。
相手が喜んでくれることが自分の喜びになっているので、結局自分も楽しんでいるのです。
人付き合いが下手な人は、とにかく友人を増やしたがります。
「友人がいれば、毎日が明るくて楽しくなる」
「人脈が広いほど、困ったときに役立つ」
「友人が多ければ多いほど、人生は豊かになる」
たしかに友人は貴い存在です。
友人は、楽しみを2倍にしたり、悲しみを半分にしたりする力があります。
時には心の支えにもなり、人生で必要な存在であるのは間違いありません。
しかし、一概に友人が多ければいいとは限りません。
友人が多くなればなるほど、人間関係の維持が大変になります。
すべての人と連絡を取り合い、均等に交流を深めるのは、現実的に困難です。
増えすぎた友人は、もはや友人ではなく、単なる知人。
友人が増えれば増えるほど、希薄な関係に陥りがちです。
本当に困ったときに相談できる人もいなければ、助けてくれる人もいない。
人付き合いが下手な人は、希薄な友人ばかりで、本当に何でも話せる親友がいないのです。
財産とは、お金や土地だけではありません。
人間関係も立派な財産。
特に親友は、かけがえのない存在です。
豊かな人生は、友人の数ではなく、質のほうが大切です。
人付き合いの上手な人は、友人の選び方が洗練されています。
まずやみくもに友人を増やすことはありません。
自分と合った友人を選んだうえで、とことん仲を深めようとします。
時間・お金・労力を惜しみなく投資して、大切にしようとします。
その結果、何でも話せる親友に発展します。
「一生の友」「一生の宝物」になるのです。
人の幸せに対する反応はそれぞれです。
人の幸せを一緒に喜ぶ人もいれば、嫉妬して悔しがる人もいます。
「相手の幸せは自分に関係ない」と思いますが、受け止め方しだいです。
関係ないと思えば、関係なくなります。
相手の幸せを本気になって一緒に喜べば、自分のように感じることができます。
人付き合いが下手な人は、相手の幸せを憎みます。
「自分より幸せであることが気に入らない」
「幸せそうな表情を見ているだけで腹が立つ」
「できれば、相手の幸せを邪魔してやりたい」
純粋に相手の幸せを喜べず、不快な気持ちになります。
表向きは平静を装っていても、相手を憎む気持ちは、表情や態度に自然と表れます。
悪印象が相手に伝わると、相手との人間関係が悪くなります。
相手が幸せになったことがきっかけで、その人と疎遠になる。
これを繰り返していると、自分の人間関係は、不幸な人たちばかりになってしまいます。
人付き合いが上手な人は、相手の幸せを憎んだりねたんだりすることはありません。
悪口や陰口を言うこともない。
相手の幸せを一緒に喜びます。
「良かったね!」
「本当におめでとう!」
「今日は記念すべき1日だね!」
友人の幸せを自分のことのように喜び、わかち合います。
時間に余裕があれば、食事会を開いたり祝賀のプレゼントを贈ったりします。
一緒に喜ぶことで相手も喜んでくれ、ますます良好な人間関係が築けます。
相手の幸せが自分にも伝わってきて、自分にも幸せな雰囲気が出る。
気づくと、自分も相手と同じくらい幸せになっているのです。
行為や親切を受けたときには、お礼です。
たとえば、忙しい人と会って打ち合わせをしたとしましょう。
相手は忙しい中、貴重な時間を割いてくれました。
打ち合わせが終わって別れた後、メールなどでお礼を伝えますが、お礼の早さが重要です。
人付き合いが下手な人は、お礼を後回しにしがちです。
特別な理由がないにもかかわらず、疲れや面倒を言い訳にして、お礼を後回しにします。
2日後や3日後になってしまう。
お礼が遅くなればなるほど、感謝の気持ちも冷めるため、うまく伝えにくくなります。
あまりお礼を後回しにすると、記憶も薄れてしまい、お礼をすることすら忘れてしまうのです。
行為や親切を受けたら、一言でもお礼を伝えるのが人付き合いのマナーです。
人付き合いが上手な人は、当日中にします。
打ち合わせが終わった直後、メールなどでお礼の連絡をします。
時には、夜が遅かったり急用があったりすることもあるでしょう。
どうしても都合が悪く、当日中のお礼が難しい場合は、遅くても翌日にします。
感謝の気持ちが熱いうちにお礼をするので、お礼の言葉にも気持ちを込めやすくなります。
本人は「早くしなければいけない」という義務でお礼をしているのではありません。
本当に相手への感謝の気持ちがあるので、いつも自然とお礼が早くなっています。
もちろんお礼が早いので、相手に喜ばれます。
早くお礼を伝えることで、相手は「会って良かった」「もっと親しくなりたい」などの気持ちが強くなるでしょう。
うっかり人に迷惑をかけてしまうことがあります。
相手に迷惑をかけたときは、謝罪です。
たとえ悪気がなくても、相手に迷惑をかけたときは、きちんと謝るのがマナーです。
素直に自分の罪や過ちをわびて、許してもらうことが必要ですが、謝罪の手段が大切です。
深く考えず、軽い気持ちで連絡しやすい手段を選ぶのは良くありません。
謝罪の手段によって、すぐ許してもらえることもあれば、かえって怒らせることもあります。
人付き合いが下手な人は、メールで謝罪を済ませようとします。
謝るのは、誰にとっても心苦しいことでしょう。
できるだけ相手と直接接触しない方法で、謝罪を済ませようとします。
たとえば、メールです。
簡単に数行のメールを送って謝罪しようとするのは、NGです。
メールによる謝罪は、不誠実でわがままに受け止められやすい傾向があります。
メールは気軽に送れるので、謝罪も不敬で軽々しく感じられます。
メールは一方的で、リアルタイムのやりとりができません。
たとえ反省の気持ちが本物でも、メールという手段は誤解を招きやすい性質があります。
会うことも話すこともできないなどの特殊な状況を除き、メールでの謝罪は注意が必要です。
一方、人付き合いが上手な人は、電話か対面で謝ります。
謝罪は後回しにせず、常に最優先。
会いに行ける距離なら、できるだけ対面で謝るようにします。
都合が悪くて会いに行けなければ、電話で直接謝るようにします。
対面ほど誠実ではありませんが、メールよりは謝罪の気持ちが伝わりやすくなります。
謝罪でいちばん大切なのは、誠意です。
面倒でも、できるだけ誠意が伝わりやすい手段を選ぶこと。
謝罪をするなら、誠実な気持ちが伝わりやすい手段を選ぶのが賢明です。
世の中には、さまざまな価値観が存在します。
読書・旅行・映画鑑賞が好きな人もいれば、嫌いな人もいます。
インドア派の人もいれば、アウトドア派の人もいます。
仕事に人生をかけている人もいれば、恋愛に人生をかけている人もいます。
明確な目的を持った生き方を好む人もいれば、当てもなく流れに身を任せた生き方を好む人もいます。
人付き合いを突き詰めると、最終的には価値観との付き合い方になります。
さまざまな人と仲良くするのは、さまざまな価値観と仲良くすることでもあります。
自分と異なる価値観を持つ人との接し方は、人付き合いの幅に関係します。
人付き合いが下手な人は、合わない価値観と接したとき、素直に認めず非難します。
「くだらない」
「理解できない」
「時間とお金の無駄」
厳しい言葉を吐いて、相手の価値観を否定します。
しかも困ったことに、無理やり自分の価値観を押し付けようとします。
「○○が絶対正しい」
「○○するべきだ」
「○○しなければいけない」
自分の価値観が最も正しいという思い込みがあるため、同じ考えに相手を染めようとします。
こんな乱暴な付き合い方では、トラブルが起こるのは時間の問題です。
異なる価値観を排除するのは、自分に自信がないだけです。
最終的に自分の価値観と合った人としか付き合えなくなるのです。
人付き合いが上手な人は、自分とは違う価値観に接しても非難しません。
自分の価値観を押し付けることもありません。
自分と違う価値観に接しても非難せず、それどころか喜んで受け入れようとします。
さまざまな価値観を認める姿勢があると、人付き合いの摩擦はなくなります。
自分とは違う価値観を吸収することで視野も広がり、心が大きくなります。
心が大きくなるから、ますます人付き合いがスムーズになるのです。
年に数回ほど、プレゼントを贈るタイミングがあります。
最も代表的な日といえば、やはり誕生日でしょう。
相手が恋愛対象なら、バレンタインデー・ホワイトデー・クリスマスなどもプレゼントを贈りやすいタイミングです。
相手が家族なら、父の日・母の日・敬老の日にプレゼントを贈ることもあるでしょう。
大切な日には、祝いの証しとしてプレゼントを贈るわけですが、どんな気持ちで贈るかが大切です。
人付き合いが下手な人は「プレゼントをあげないといけない」と考えています。
「心から祝いたいから」という純粋な考えではなく「行事だから」という義務的な考えになっています。
相手にプレゼントを贈るだけまだいいですが、理想的ではありません。
義務的な気持ちになっていると、気持ちのこもっていないプレゼントになりがちです。
プレゼントの選び方がいいかげんになる。
できるだけ安くて簡素に済まそうと考えてしまう。
贈り方も手抜きをしがちになる。
義務で贈るプレゼントは、気持ちが込められていないので、なかなか相手を喜ばせられないのです。
一方、人付き合いが上手な人は違います。
人付き合いが上手な人は「プレゼントをあげたい」と考えています。
心から相手を祝いたい気持ちがあって、プレゼントを贈ろうと考えています。
純粋な気持ちがあると、自然とプレゼント周りに力が入ります。
プレゼントの選び方が、丁寧で慎重になる。
値段ではなく、中身で勝負をする。
プレゼントに手紙を添えるのも当たり前。
時にはサプライズの演出をすることもある。
そうした手間暇を、本人は苦労と感じず、楽しみながら取り組んでいます。
プレゼントに喜んでいる相手を思い浮かべているので、プレゼントを準備する時間も楽しんでいます。
プレゼントでいちばん大切なのは、気持ちです。
相手を祝う気持ちが前提にあるので、自然と心のこもったプレゼントができます。
本当に相手を感動させるプレゼントになるのです。
人付き合いでは、贈り物をすることがあります。
お歳暮やお中元、記念や行事の贈答品、誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントなどです。
相手が喜んでもらえるものを贈ろうと思いますが、どんなものを贈るかが大切です。
人付き合いが下手な人は、残る贈り物をします。
実用的な衣類、おしゃれなアクセサリー、手作りの品物などです。
もちろん残る贈り物のすべてが悪いわけではありません。
たとえば、人生に一度しかない大きなイベントなら、残る贈り物もいいでしょう。
卒業式・成人式・結婚式など、人生の大きな節目を祝う目的なら、残る贈り物も適切です。
贈り物を見るたびに、当時の感情・初心・向上心を思い出せ、後になっても役立つでしょう。
そのほか、相手から直接プレゼントのリクエストがあれば、残る贈り物でも喜ばれます。
もともと相手が必要としているものなら、残る贈り物でも、喜んで受け取ってくれるでしょう。
一部例外はあるものの、残る贈り物がふさわしい場面があるのも事実。
ただし、一般的なイベントの場合、残る贈り物は注意が必要です。
残る贈り物は、受け取った後が大変です。
受け取った瞬間こそ嬉しいですが、残り続けるので、管理をしなければいけなくなります。
もらうたびに荷物が増え、保管場所が必要です。
心がこもったものであればあるほど、捨てにくい。
軽い気持ちで残る贈り物をしがちですが、長期的に考えると、相手の負担になる可能性があります。
残る贈り物をするなら、慎重になったほうがいいでしょう。
人付き合いが上手な人は、残らない贈り物をします。
残らない贈り物は価値が低いように思えますが、誤解です。
残らない贈り物のほうが、物として残らなくても、心に残りやすくなります。
たとえば、菓子類・図書カード・映画のチケットです。
菓子類は、食べてしまえばなくなりますが、おいしく味わった記憶が残ります。
図書券も、使えばなくなりますが、本を買って読めば、知識として残ります。
映画のチケットも、使えばなくなりますが、映画の記憶として残ります。
時間とお金に余裕があれば、旅行をプレゼントすることもあります。
旅行なら、一生の思い出として残るだけでなく、絆を深めることにも役立つでしょう。
残らない贈り物は、物質として存在しなくても、思い出・経験・絆になって残り続けます。
残らない贈り物は相手の負担にならないため、受け取って助かります。
飲食店で人と食事をした際、食事代を割り勘にすることがあります。
上下関係があっておごることもありますが、特に理由がなければ、割り勘にすることも多いでしょう。
割り勘をするとき、金額の計算の仕方に、人付き合いのセンスが表れます。
人付き合いが下手な人は、1円単位の割り勘をします。
自分が食べた分と相手が食べた分をきっちり分け、1円単位の正確な割り勘をしようとします。
みんなでいろいろな一品を注文して一緒に食べる食事会なら、人数分で正確に分けた割り勘をしようとします。
きちんとした割り勘で問題ないように思えますが、注意が必要です。
1円単位の割り勘をすると、少し余計なストレスが生まれがちです。
細かい点まで気にする性格は、素晴らしい特徴である一方、状況によってはストレスを増やす原因になることもあります。
現金支払いの場合、小銭がなくて困ることもあるでしょう。
割り勘で端数の金額まで気にすると、両替が必要になったり支払いに時間がかかったりします。
正確で丁寧な印象を与える反面、融通が利かない印象も与えがちです。
丁寧なつもりでしていることが、逆に相手のストレスになっていることがあるのです。
人付き合いが上手な人は、大まかな割り勘をします。
細かい端数は無視して、大まかに分けて計算します。
男性と女性なら、男性が少し多めに支払う配慮を心がけます。
10の位や100の位の適当なところで金額を区切ります。
少し計算が雑にはなりますが、人付き合いでは、大まかな計算が適している場合があります。
現金支払いの場合、大まかな割り勘のほうが、計算が速くなったり手間も少なくなったりしてスマートです。
金額に少し不公平が生まれますが、立場や年齢の高い人が多めに支払えば、大きな負担にはなりません。
「次に食事をするときは、私が多めに支払います」と言えば、また一緒に食事をする約束にもつなげられます。
細かいことまで気にしないほうが、摩擦も減り、人付き合いがスムーズになります。
人付き合いでは、時にイベントが催されることがあります。
歓迎会や送別会。
新年会や忘年会。
単に親睦を深めることを目的としたパーティーが開かれることもあるでしょう。
会社によっては、社員旅行や設立記念パーティーが実施されることもあります。
イベントの案内が来たとき、人によって反応はそれぞれです。
喜んで出席する人もいれば、参加したくない人もいます。
断固として不参加を貫く人も少なくありません。
人付き合いが下手な人は、イベントにいつも不参加です。
「イベントは残業のようなもの。仕事が終われば、さっさと帰りたい」
「人付き合いが面倒でわずらわしい」
「イベントに参加する時間があるなら、家で勉強をしたい」
イベントに否定的で、いつも不参加を希望します。
もちろんすでに別の予定が入っていたり体調が悪かったりなど、都合もあるでしょう。
参加費用まで取られるなら、なおさら不参加にしたいと思うのも無理はありません。
しかし、あらゆるイベントにいつも不参加となると、なかなか人付き合いを深めるきっかけがつかめません。
自分から人付き合いを否定しているようなもの。
多くのメンバーが一度に集まって交流する機会を逃すため、人間関係が孤立しやすくなります。
潜在的に仲を深めるきっかけを失うため、人付き合いだけでなく、仕事にも悪影響が出る可能性もあります。
人付き合いが上手な人は、社交としてできるだけ参加します。
本音では気乗りしていなくても「社交も仕事の一環」と考えています。
仕事の大半は人間関係です。
つまり、人間関係を円滑にすることが、仕事を円滑にすることでもあります。
参加費用がかかるとしても、社交として参加することに意義があります。
親睦が深まることで人間関係がスムーズになり、ますます仕事が楽しくなるのです。
人付き合いは、親しくなるにつれて遠慮のない接し方が増えます。
初対面では堅苦しい雰囲気でも、コミュニケーションが増えると理解が深まり、打ち解けていきます。
ニックネームで呼び合うようになる。
プライベートな会話が増える。
態度がなれなれしくなる。
たしかに仲が良くなれば、余計な気遣いが不要になることもあります。
お互いが仲良くなれば、少々言葉遣いや態度が雑になっても、仲がいい証拠として受け止められるでしょう。
なれなれしくなることが、もっと親しくなるきっかけになることがあるのも事実。
ただし、なれなれしさにも限度があります。
いくら打ち解けた仲とはいえ、礼儀までなくなるほどなれなれしいと、相手に不快を与えることがあります。
人付き合いが下手な人は、親しくなって、態度が悪くなります。
「仲良しだから、雑な言葉遣いでもいいだろう」
「態度が乱暴なほうが、仲がよさそうな雰囲気が出る」
「親しいから、少しくらい約束を破っても大丈夫だろう」
親しくなったときの考え方に誤解や勘違いがあります。
仲良くなるにつれて、態度が悪くなるだけでなく、礼儀まで失われていきます。
お礼を言わなくなったり、不快な言葉でばかにしたりです。
なれなれしい態度は、相手を軽んじている様子に見えるでしょう。
いくら仲のいい関係でも、礼儀まで失われると、相手を不快にさせます。
ある日、大きなトラブルに発展するのです。
一方、人付き合いが上手な人は違います。
人付き合いが上手な人は、どれだけ親しくなっても、最低限の礼儀だけは守ります。
なれなれしい態度になることはあっても、一線を越えることはありません。
どれだけ親しくなっても、感謝の言葉を忘れない。
きちんと約束も守る。
相手への尊重も忘れない。
ある程度礼儀を省くことはあっても、最低限の礼儀だけは忘れません。
礼儀は、人付き合いの基本です。
最低限の礼儀さえあれば、なれなれしくなっても問題になりません。
どんどん仲良くなり、良好な関係を深めていけるのです。
人間関係では摩擦がつきもの。
人付き合いでは「相手に変わってほしい」と思う瞬間があります。
たとえば、相手の言葉遣いや態度が角立っているので、直してほしいと思うことがあるとします。
そんなとき、人付き合いが上手な人と下手な人とでは、対応に差があります。
人付き合いが下手な人は、相手を変えようとします。
「言葉遣いを直してください」
「態度を改めてください」
包み隠さず、ストレートにお願いします。
改善が早くなりそうですが、人付き合いは、そう単純ではありません。
人から「こうしろ」と命令されると、反抗したくなるもの。
相手を変えようとしても、なかなか相手は変わってくれないでしょう。
むしろ相手を変えようとすればするほど、摩擦や反発が強くなり、ますます人付き合いが悪化します。
では、人付き合いが上手な人はどうするのか。
人付き合いが上手な人は、相手ではなく、自分を変えようとします。
相手に態度を直してほしければ、自分の態度を変えようとします。
自分が手本を見せるかのように接することで、相手に気づかせることができます。
相手の乱暴な態度を直してほしければ、自分の態度から直そうとします。
自分が丁寧な態度で接していれば、相手もだんだん心を開き、態度が丁寧になっていくでしょう。
相手の言葉遣いを直してほしければ、自分の言葉遣いから直そうとします。
相手を尊重する言葉遣いで接していれば、相手も言葉遣いの重要性に気づき、だんだん言葉遣いを改めてくれるでしょう。
相手を変えようとすると摩擦が生じますが、自分を変えるだけなら自分次第。
少し時間はかかるものの、最もスムーズな対処法です。
人と会って歓談を楽しみ、お別れをします。
別れ際に、人付き合いが上手な人と下手な人に違いがあります。
人付き合いが下手な人は、次に会う予定を後日考えます。
「また会おうね」と話して別れるものの、具体的な日程までは決めません。
「今すぐ決める必要はないだろう」
「後にならないと、具体的な予定がわからない」
もちろん今すぐ決めるのは難しい事情もあるでしょう。
後日会う約束を決めないで別れますが、本当に後日会う約束ができるかは疑問です。
後になればなるほど、会いたい気持ちは弱くなるでしょう。
「時間ができたときに会う連絡をしよう」と思いつつ「また今度」を繰り返し、いつの間にか時間が過ぎる。
気づけば、人間関係の縁が切れてしまっているのです。
人付き合いが上手な人は、次に会う予定を決めてから別れます。
別れ際に、次に会う約束を入れようとします。
「また会いましょう。次に会う予定を決めておきませんか」
スケジュール帳を開き、お互い都合の良い日程を話し合います。
具体的な予定がまだわからず、具体的な日程が決められないときは、仮の予定として決めておきます。
具体的な日程すら難しければ「3月の上旬」「夏休み中」「年末ごろ」など、大まかな時期だけでも決めておきます。
もし都合が悪くなれば、そのときに変更すればいいだけです。
次に会う約束を入れておけば、ひとまず安心です。
次に会う約束を入れてから別れるようにすれば、人間関係が続きやすくなるのです。
人と雑談を楽しむとき、どのタイミングで終えるかが大切です。
もちろんビジネスの会議なら、まず用件を済ませることが第一です。
話し合って決めなければいけないことがあるなら、結論が出るまで議論を続けることも必要でしょう。
時には予定時間を延長してでも議論が必要になることもあります。
ただし、これはあくまでビジネスの場合です。
プライベートの雑談では、心がけが少し変わります。
人付き合いが下手な人は、話しきってから解散します。
話したいネタをすべて話す。
お互いが雑談に満足するまで、徹底的に話しきる。
お互いすべてを話しきって、完全燃焼してから解散します。
理想的なコミュニケーションに思えるかもしれませんが、注意が必要です。
すべてを話しきると、完全に心が満たされた状態になります。
「満足した」「ネタを話しきった」「もう十分」と思うでしょう。
すべてを話しきった後は、静かな雰囲気になり、しんみりとします。
別れた後も、湿っぽい余韻が続くでしょう。
「また会いたい」「早く会いたい」という気持ちが弱くなります。
時には「しばらくは会わなくてもいいかな」と思うこともある。
不思議な話ですが、人付き合いでは「満足するまで話しきったから、縁が切れやすくなる」という状況もあります。
一方、人付き合いが上手な人は、雑談の終わらせ方がユニークです。
人付き合いが上手な人は、話が盛り上がっているうちに解散します。
話が盛り上がっているうちに解散すると「物足りない」「もっと話したい」という気持ちになるでしょう。
名残惜しい気持ちが強いので、また会う約束も前向きな気持ちでできます。
別れた後も気持ちの良い余韻が残ります。
「楽しく話ができた」という印象になり、良い思い出として締めくくることができるのです。
ある日、大切な人からお金の悩みで相談されることがあります。
「お金がないから貸してほしい」と。
身近な人がお金に困っていれば、助けたくなるのが人情。
相手が家族・親族・親友ならなおさらでしょう。
経済的な援助をするのはいいですが、このとき心がけておきたい注意点があります。
人付き合いが下手な人は、素直に応じて、お金を貸してしまいます。
金額が大きくても、相手のためを思ってお金を貸してしまう。
一見すると、思いやりのある立派な対応に思えますが、あとからトラブルが発生しがちです。
お金を貸したまま、なかなか返してくれない。
いくら待っても返してくれない。
お金の貸し借りは、貸したほうは覚えていても、借りたほうが忘れがちになるものです。
返済を求めても「もう少し待ってほしい」と言われる。
いつ返せるのか聞いても「いつになるかわからない」と濁されるだけ。
あまりしつこくお願いすると、相手が逆に怒り出す始末。
だんだん相手と関係が悪くなり、最終的に友人を失うことになります。
貸したお金を失うだけでなく、友人まで失うことになり、二重の痛手を負うことになるのです。
人付き合いが上手な人は、お金を貸すときの考え方がスマートです。
最初は要求を断ります。
ただし、相手が大切な人でどうしても助けたいときは、お金を貸すくらいならあげてしまいます。
お金をあげてしまえば、最初から借金返済の催促をしなくてもいいので、いらいらすることはなくなります。
もし返済してもらえれば「ラッキー」と思えます。
友人は、お金より大事な存在です。
お金を失っても、最低限の人間関係だけは保てるのです。
最初から人付き合いが上手な人はいません。
どんな人でも、人付き合いが下手な状態からスタートします。
最初はどんなことが迷惑になるのかわかりません。
そんな接し方が相手に喜ばれるのかもわかりません。
誰でも最初は人付き合いが下手な状態から始まりますが、年齢と経験を重ねるにつれて、下手なままの人と上手な人にわかれます。
その差はどこから生まれるのか。
それは、反省・改善・吸収の習慣にあります。
人付き合いが下手な人は、付き合い方を反省しません。
「相手に迷惑をかけてしまったな」と思うものの「まあいいか」で済ませます。
もしくは、相手に迷惑をかけた瞬間に忘れます。
反省がないので改善もありません。
何度も同じ迷惑を繰り返してしまい、なかなか人付き合いが上手になりません。
「自分は人付き合いが下手だな」と思いつつも、自分のどじな性格を悔やんで終わりです。
逆に人付き合いの中で素晴らしいマナーや気遣いに接しても、普通に感心するだけで終わりです。
自分の習慣に気持ちの良いマナーや気遣いを取り入れることはありません。
そのため、付き合い方に成長のない状態が続くのです。
一方、人付き合いが上手な人は違います。
人付き合いが上手な人は、反省・改善・吸収の習慣があります。
相手に迷惑をかけてしまったときは、自分の行いを振り返り、反省します。
「こうしておけば良かった」と悔やんだことは「次からこうしよう」という改善を見つけ、今後に生かします。
一方、人付き合いの中で素晴らしいマナーや気遣いに接したときは、感心するだけで終わりません。
素晴らしいマナーや気遣いは真似をして、どんどん吸収します。
悪い行いは改善して、素晴らしい行いは習慣に取り入れるので、どんどん人付き合いがうまくなります。
他人から強制や命令されるのとは違い、自分の意思と責任で心がけるため、よく身につきます。
反省・改善・吸収の習慣があるので、少しずつ人付き合いがうまくなっていくのです。