出世するために、しっかり注目しておきたい人物がいます。
直属の上司です。
あなたの上司は、どんな人物でしょうか。
普通の上司に見えるかもしれませんが、見方を変えれば「出世を果たした成功者」です。
出世の実績がある貴重な人物です。
出世を目指すなら、上司を参考にしない手はありません。
上司をしっかり観察してください。
あなたの上司は、出世の手本です。
考え方や仕事姿勢など、上司のどこが出世につながったのか、じっくり考えてみましょう。
目の前に出世を果たした成功者がいるのですから、どこかに「優れた何か」があるはずです。
仕事のスピードが早い上司なら「このスピード感が評価されたのだろう」とわかるでしょう。
交渉力にたけた上司なら「自分も交渉力を磨く必要があるな」とわかるでしょう。
リーダーシップを発揮している上司なら、あなたもリーダーシップを身につければ、出世につながる可能性があるでしょう。
あなたから見て「上司のここが素晴らしい」と思うところは、ほかの人も同じことを思っている可能性があります。
それらしき優れた点が見つかれば、そこが出世につながった可能性があるため、自分も参考にできるでしょう。
参考になるところは謙虚に学んでください。
厳しい上司で抵抗を感じるところもあるかもしれませんが、実際に出世を果たした成功者であるのは事実です。
素晴らしいところは素直に取り入れ、真似するようにしましょう。
直属の上司だけでなく、直属以外の上司も見ておくといいでしょう。
直属以外の上司も実際に出世を果たした成功者ですから大変参考になるでしょう。
1つの会社にもさまざまな上司がいますが、一人一人の上司は出世の成功者です。
観察対象の幅を広げることで、出世に必要な条件がますます浮き彫りになって見えてくるはずです。
傾向や共通項が見えてくることで、出世に必要なポイントにも確信が得られるでしょう。
もちろん上司にもいろいろなタイプがいて千差万別ですが、出世を果たした成功者として参考の価値があるはずです。
出世は「総合的な評価」によって成されるのが一般的ですが、その限りではありません。
会社によって「出世で重視する条件」が存在することもあります。
たとえば、ホテル業を営む会社であれば「ホスピタリティー」が求められるでしょう。
商社であれば、外部と交渉する機会が多いため「交渉力」が求められるでしょう。
海外とのやりとりが多い会社なら「語学力」が求められるはずです。
出世を果たした上司たちを観察することで、会社が重視しているであろう出世の条件が見えてきます。
自社が重視している出世の条件がわかれば、そこを重点的に攻略することが出世の近道になるとわかります。
大学受験では傾向と対策が必要であるように、出世競争も傾向と対策が必要です。