学校で学級委員や係を決めるとき、希望者を問われるシーンがあります。
「誰か○○をやりたい人はいませんか。立候補する人はいませんか」
やりたい人にやらせるのが一番です。
希望するのは意欲がある証拠ですから、積極的に取り組んでくれることが期待されます。
「はい!」と手を上げ、希望者が自分だけなら、スムーズに要望が通るでしょう。
ほかに適任者がいたとしても、意欲のある人が優先される現実があります。
こうした希望者を優先させる傾向は、学校だけでなく会社にもあります。
出世したいなら、上司との面談の際「出世希望」をはっきり伝えましょう。
「出世を目指しています」
「いつか出世を果たして部下を持ちたい」
「出世のチャンスがあれば、ぜひつかみ取りたいです」
はっきり声に出し、きちんと意思表示しておくことが大切です。
「ずうずうしいのではないか」と思うかもしれませんが考えすぎです。
あくまで希望ですから伝えるのは自由です。
思っているだけでは伝わりませんから、きちんと言葉にして伝えることが大切です。
もちろん希望者が優先されるとは限りません。
出世で必要なのは結果と実績です。
実力や実績の足りない部下を出世させるわけにはいきません。
上司から「まだ早い」「今の実績では難しい」「もっと経験が必要」といった返事が返ってくることもあるでしょう。
ほかに適任者がいれば、そちらが優先されることもあります。
しかし、少なくとも上司の頭の片隅には残るでしょう。
部下の中に出世希望者がいれば、上司としては気にかかるもの。
特に意欲を見せる部下には注目せざるをえません。
あなたが出世希望を表明すれば、実力や実績に多少の不足があっても、上司は便宜を図ってくれる可能性があります。
出世意欲があるなら、上司との面談やヒアリングの際きちんと出世希望を伝えましょう。
スピード出世の奇跡が起こる可能性があります。