上司も人です。
人であるからには、好みや価値観があるでしょう。
あなたは、上司の好みや価値観を把握していますか。
上司の好みや価値観に興味はないかもしれませんが、だからといって無関心でいるのはちょっと損です。
直属の上司は、自分の仕事に直接関係している人物です。
上司の好みや価値観をわかっていれば「仕事のツボ」として役立ちます。
ちょっとしたことであっても、快・不快のポイントがあるもの。
声をかけるタイミング、お茶の湯加減、好きな湯飲みのタイプ。
いったささいなことにも、上司の好みがあるかもしれません。
「上司はこういう好みがあるよね。こういう価値観があるよね」
上司の好みがわかっていれば、好みを考慮した仕事の進め方ができるでしょう。
上司の価値観がわかっていれば、価値観に合わせた会話ができるでしょう。
上司の好みや価値観がわかっていれば、お互いの摩擦が減り、上司との関係がスムーズになります。
また上司の嫌がるポイントがわかっていれば、不要な衝突やトラブルを回避できるようになります。
上司との付き合い方がうまくなれば、結果として出世のチャンスにつながっていくでしょう。
上司の好みや価値観の中には、特別喜ばれるポイントもあるでしょう。
「こういうことをすれば上司の機嫌がよくなる。ぱっと笑顔になる」
特別喜ばれるポイントがわかっていれば、そこをうまく刺激することで、上司の機嫌をコントロールできるようになります。
たとえば、上司は戦国武将について見識が高いとします。
見識が高いことは、興味関心のある証拠です。
自分なりに勉強して、会話中さりげなく戦国武将のネタを持ち出せば、上司は笑顔で前のめりになってくれるでしょう。
「なかなか教養があるではないか」と一目置かれるきっかけになるかもしれません。
上司の好みや価値観は、自分にも関係があると考え、しっかり把握しておきましょう。
上司の好みや価値観は書店の書籍には載っていないため、直接接しながら少しずつ気づいて把握していくことが大切です。
ちょっとした表情の変化や細かなしぐさに注意を向け、感情を読み取ってください。
上司の真似ができるくらい、正確に把握しようではありませんか。
上司の好みや価値観は、出世に必要な教養です。