不安を取り除くためには、瞑想が効果的です。
私たちは、1日におよそ187000項目のことを考えているといわれています。
1秒に2項目ということになり、もはや1日中考えていると言っていいでしょう。
特に不安を抱えているときは普段より考えることが多くなるため、脳に高負荷がかかります。
ひっきりなしに考えることになって脳が休まる暇がありません。
頭がぼうっとしてくると、ますます不安が大きくなる悪循環です。
そこでおすすめなのが「瞑想」です。
瞑想といっても難しいことではありません。
宗教的な印象があるかもしれませんが誤解です。
一言で言うと「無心の時間を作る」ということです。
目を閉じて、静かにリラックスする時間を作るだけのことですから簡単です。
瞑想を行えば脳の休憩となり、乱れていた思考や感情が落ち着いていきます。
心の霧が晴れ、すっきりした気持ちになれるでしょう。
緊張と雑念が取り除かれ、同時に不安も小さくなるのです。
長時間である必要はなく、たった3分の瞑想でも効果があります。
日頃から不安に悩んでいる人は、ぜひ日常に瞑想を取り入れてみましょう。
瞑想を行うときは、次の3つのポイントを意識しましょう。
できるだけ静かな環境で行いましょう。
うるさい場所やBGMが流れていたりすると、音に注意が向いて瞑想を妨げることができます。
瞑想の熟練者なら音楽のある環境でも行えますが、初心者であれば静かな環境が無難です。
理想は無音の環境です。
肩の力を抜いて、背筋を伸ばしましょう。
ただし背中に力を入れすぎず、あくまでリラックスした姿勢を心がけます。
背骨には自律神経の束が通っています。
背筋を伸ばすことで、気持ちもすっと伸びていくことがわかるでしょう。
静かな呼吸を意識しましょう。
呼吸は、自分の意思で自律神経をコントロールできる唯一の方法です。
呼吸を整えることで自律神経を正常に整えることができます。
6秒ほどで息を吸い、4秒ほどで息を吐きます。
ただし、あまり秒数にこだわらず、あくまで自然な範囲を心がけてください。
吸うより吐くことに力を入れ、リズムよく繰り返しましょう。
日頃から不安気味な人は、瞑想を習慣として取り入れるといいでしょう。
大切なのは、意図的に「何も考えない時間」を作ることです。
瞑想はお金が一切かからず、さほど時間もかかりません。
性別も年齢も関係なく誰でも行えます。
もちろん悪い副作用は一切ないので安心してください。
不安解消に瞑想ほど効果的な方法はありません。
瞑想の習慣があれば、不安を恐れず生きていけます。