不安は、暇があるから考えてしまいます。
暇があると、余計なことを考えてしまうのが人間です。
「そういえばこんな不安があったなあ」と思い出したら悪循環の始まりです。
「どうなるのだろう」「心配だなあ」「どうしよう、どうしよう」と止まらなくなります。
しかもたいていは悪い方向に考えます。
どんどん妄想がエスカレートしていき、不安が風船のように大きくなります。
時間に余裕を持つのは大切ですが、だからといって余裕がありすぎるのも考えものです。
ありあまるほどの暇はかえって体に毒です。
不安を考える暇をなくせばいいのです。
家事でも仕事でも何でもいいので、忙しい状況を作り出しましょう。
雑用で忙しくなるのもよし。
掃除をするのでもかまいません。
やるべきことをやって忙しくなりましょう。
目の前の仕事に全神経を集中させ、全力投球するのです。
忙しくなれば、不安を考える暇がなくなります。
不安が消える上、仕事もすいすい進んでいくので一石二鳥です。
運動をして忙しくなるのもかまいません。
筋トレ、ウォーキング、ランニングなど、好きに体を動かしてください。
運動をしている間は必死になれるので不安を考えることがなくなります。
体を鍛えることになって健康にもいいので、これまた一石二鳥です。
もちろん大好きな趣味に熱中するのも素晴らしい。
大好きな趣味であれば、自然と集中してしまい、時間を忘れて没頭できるでしょう。
不安な時間どころか楽しい時間を送れます。
不安を考える暇をなくせばいいことです。
お酒を飲んで不安を紛らわせるより、はるかに健全です。
あなたが今すべきことは何でしょうか。
善は急げです。
仕事でも運動でも何でもいいので、忙しい状況を作り出してください。
今すぐやるべきことに取り組んで忙しくなりましょう。
やみくもに忙しくなるより、なるべく生産的なこと・建設的なことに忙しくなるのがいいでしょう。
忙しくなってもまだ不安を感じてしまうなら、さらにアクセルを踏んで、もっと忙しくなってください。
ある一線を越えたときから、無我の境地に達します。