実際に帰省したら、まずしておきたいことがあります。
「お墓参り」です。
わざわざお墓参りするのは面倒くさいというのはわかります。
石を見に行くだけではないかと思う人もいるでしょう。
お墓参りをするのは時間と労力の無駄と思う人もいるかもしれません。
しかし、今の自分が存在しているのは、お墓に眠っているご先祖様のおかげです。
ご先祖様がいなければ、確実に今のあなたはいません。
「何もお世話になっていない」と思うかもしれませんが、それは大きな誤解です。
今あなたが生きていることそのものが、ご先祖様のお世話になっている証拠です。
ご先祖様は、すでに亡くなってこの世にいませんが、天からあなたを見守っています。
日頃お世話になっているのですから、きちんとお墓参りをするのがマナーです。
まず墓石周りをきれいに掃除します。
お線香をたいて、墓石の前で目を閉じて、手を合わせます。
ご先祖様に感謝の気持ちを捧げましょう。
近状報告をするのもよし。
声に出して言っても、心の中でつぶやいてもかまいません。
きちんとお墓参りをすれば、お墓で眠っているご先祖様は、これからもずっと天からあなたを見守ってくれます。
実家近くにご先祖様のお墓があれば、ぜひ心がけたいマナーがあります。
実家に帰省したら、できるだけ真っ先にお墓参りをしたい。
お墓参りは、実家に帰省したときの恒例儀式ですね。
もちろんお墓参りは帰省中ならいつでもいいのですが、なるべく早いタイミングを心がけましょう。
できれば帰省当日が理想です。
当日が難しければ、翌日の朝でもかまいません。
翌日の朝が難しければ、昼です。
昼がダメなら、夕方です。
帰省中にのんびりしたいなら、まずお墓参りを済ませてからにしましょう。
お墓参りは帰省中のいつでもいいように思いますが、優先順位を上げておくほうがいい。
友人と会ったり街に遊びに出かけたりするより優先させておくほうがいいでしょう。
実家に帰省して真っ先にお墓参りをすると、ご先祖様は、いち早く駆けつけてくれたことを喜びます。
ビジネスにおいて熱意はスピードで見せるのが常識ですが、プライベートにおいても同じです。
ご先祖様への感謝と供養の念も、スピードで見せることです。
ご先祖様への感謝と供養の念があるなら、お墓参りの優先順位を上げておくのが正解です。
お墓参りを最優先にすることで、ご先祖様を大切にしていることを具体的に表現できます。
ご先祖様に対する心を、あなたの態度で示してください。
何か得するわけでもなければ、メリットも何もありません。
ルールや法律で決まっているわけではありませんが、個人的なマナーとして心がけておきたい。
結局のところ、あなたの心の問題です。
感謝の気持ちを持つことに無駄はありません。
ご先祖様への感謝の心があれば、ビジネスでもプライベートでもうまくいきます。
真っ先にお墓参りをすれば、天国にいるご先祖様はますます喜んでくれます。
これからもしっかりあなたを見守ってくれるに違いありません。