無事に悩みが解決しました。
不安もなくなり、心も軽くなりました。
「よかった。これで一安心だ」
ほっと胸をなで下ろして、ひとまず落ち着けますね。
ガッツポーズで喜び、不安解消の祝杯を挙げる人もいるでしょう。
のんびりリラックスしたいところですが、ここで「あること」が起こります。
すぐ別の不安がやってくるのです。
ゆっくり休む暇もなく、また不安がやってきて困ってしまいます。
「さっき不安を解消したばかりだよ」と困惑するところでしょう。
その不安を解決しても、やはりまた同じことが起こり、どこからともなく新しい不安がやってきます。
不安が去って、また不安。
モグラ叩きゲームのようです。
消えてはまた現れ、消えてはまた現れる繰り返しです。
延々と不安が続いて、呪われているかのように感じるかもしれませんが、そうではありません。
次々不安がやってくるのは、普通のことです。
人生に不安はつきものです。
死ぬまでずっと不安が続きます。
「ずっと不安をゼロのままにできないの?」と思いますが、難しい注文です。
生きている限り、大なり小なり、何らかの不安がつきまとうのが人生です。
だから開き直って発想を転換させてください。
この発生パターンを念頭に置いて、逆張りの発想でいきましょう。
不安が解消したら、次の不安がやってくるのを楽しみにするのです。
遅かれ早かれ必ず不安はやってきます。
必ずやってくるなら、開き直って歓迎の姿勢になるのがベストです。
不安が解消されたら、こう考えましょう。
「よし、不安がひとつ片付いた。さて、次はどんな不安がやってくるだろうか。楽しみだなあ」と。
次の不安をわくわくしながら待つのです。
そんな心境ではないかもしれませんが、そう思っておくのが得策です。
これが心のコントロールです。
次の不安を楽しみになるくらいでないと、人生はやっていけません。
不安を楽しみにすれば、スムーズに心の準備ができます。
いざ不安がやってきたとき心の準備ができている分、ショックが小さくて済みます。
予定されたものとして、冷静に受け止めることができる。
「待っていました!」と、さっと解決に取りかかれるのです。