「1人の時間が欲しい」と願う人は多い。
じっくり読書をするにも、1人の時間が必要です。
考え事をするときも、自分と向き合うためにも、やはり1人の時間が必要です。
1人の時間は、本当の自分に戻る時間でもあります。
多忙で振り回されて自分らしさを取り戻すときにも、1人の時間は欠かせませんね。
ところが、1人の時間はなかなか思うように手に入りません。
自宅には、親や子どもがいます。
学校では、先生や友人がいます。
会社では、職場の人に囲まれます。
結婚すれば、パートナーとの共同生活が待ってます。
子どもが生まれたら、子育てに追われる暮らしが待っています。
人生のどのステージでも「人、人、人」の連続です。
独身で一人暮らしの人は別ですが、既婚者や子持ちの場合、1人の時間は限られてしまうでしょう。
私たちの社会は人で成り立っているので、生活の大半が誰かと関わることになります。
自然の成り行きに任せていると、1人の時間は減る一方。
何もしなければ、限りなくゼロに近くなるはずです。
私たちの人生は、自然と1人の時間がなくなるようにできています。
1人の時間は「自然と手に入るもの」と思っているなら誤解です。
誰かがあなたに1人の時間をプレゼントしてくれることはありません。
みんな自分のことで精いっぱいで、あなたにかまっている時間はありません。
大切なことは「1人の時間を作る努力」です。
1人の時間が欲しいなら、まず努力をしてください。
1人の時間は、偶然手に入るものではなく、努力して手に入れるものです。