「1人の時間が欲しい」と願う人は多い。
じっくり読書をするにも、1人の時間が必要です。
考え事をするときも、自分と向き合うためにも、やはり1人の時間が必要です。
1人の時間は、本当の自分に戻る時間でもあります。
多忙で振り回されて自分らしさを取り戻すときにも、1人の時間は欠かせませんね。
ところが、1人の時間はなかなか思うように手に入りません。
自宅には、親や子どもがいます。
学校では、先生や友人がいます。
会社では、職場の人に囲まれます。
結婚すれば、パートナーとの共同生活が待ってます。
子どもが生まれたら、子育てに追われる暮らしが待っています。
人生のどのステージでも「人、人、人」の連続です。
独身で一人暮らしの人は別ですが、既婚者や子持ちの場合、1人の時間は限られてしまうでしょう。
私たちの社会は人で成り立っているので、生活の大半が誰かと関わることになります。
自然の成り行きに任せていると、1人の時間は減る一方。
何もしなければ、限りなくゼロに近くなるはずです。
私たちの人生は、自然と1人の時間がなくなるようにできています。
1人の時間は「自然と手に入るもの」と思っているなら誤解です。
誰かがあなたに1人の時間をプレゼントしてくれることはありません。
みんな自分のことで精いっぱいで、あなたにかまっている時間はありません。
大切なことは「1人の時間を作る努力」です。
1人の時間が欲しいなら、まず努力をしてください。
1人の時間は、偶然手に入るものではなく、努力して手に入れるものです。
「1人の時間がない」と文句を漏らすだけで、何も行動しないのはよくありません。
愚痴を言うだけで終わらせないでください。
何も努力しなければ、何も変わりません。
1人の時間が欲しいなら、努力をしてください。
すなわち「1人の時間を捻出する努力」です。
たとえば、毎日仕事で忙しくて、1人の時間のない状況があるとします。
スケジュールを調整したり不必要な仕事を減らしたりすれば、短いながらも、1人の時間を捻出できるでしょう。
子育てで忙しくて、1人の時間が持てないとします。
保育園や幼稚園を利用したり親やパートナーの協力を得たりする方法があるでしょう。
なかなか思うようにいかないこともありますが、それでも諦めず粘ることが大切です。
「必ず作ってみせる!」という意気込みが必要です。
たっぷり作るのは難しくても、少しくらいなら作れるはずです。
たった10分でもいいのです。
たった10分であっても、1人の時間は貴重です。
1人の時間が欲しいなら、自然に任せるのではなく、意図的な取り組みが必要です。
1人の時間を作るには、努力が必要なのです。