行動するときには、友人と行動します。
友人と電話で話して、お互いの友情を確かめ合います。
恋人を作って、愛を確かめ合おうとします。
誰かと一緒にいるから楽しさは倍増して、悲しいことがあっても半減します。
こうして私たちは「誰かと一緒にいる時間」を積極的に作ろうとします。
これは、良いことに思えますが、実はここに落とし穴があります。
人と一緒にいる時間が多いと、1人になる時間がなくなります。
私たちは、寂しいから「孤独の時間」を避けようとします。
自分を高めたいなら、孤独の時間は避けるのではなく、求めなければいけません。
人が本当に成長できるのは「人といる時間」ではなく「孤独の時間」です。
誰かと一緒にいるときはたしかに楽しいひとときを過ごせますが、集中が周りに向くため、自分を省みることができません。
誰かと一緒にいすぎてしまうと、他人に流されてしまいます。
気づけば「こんなはずではなかった」という人生になるでしょう。
そうならないためにも、1日1回は孤独の時間を作って、自分や生活を振り返ることが大切です。
1人になった孤独の時間にこそ、自分を省みることができ、成長できます。
読書も旅行も映画鑑賞も、1人で楽しむほうが、いつも以上に味わいが深く感じられます。
1人になる時間が、1日1回でもあったほうがいい。
自分のことについてじっくり考える時間は貴重です。