「今日はなんだか調子が悪いな」という日があります。
集中しようにも、なかなか集中できない。
ぼうっとする感覚があって、頭の回転が悪い。
スピードを出そうにも、体が重く感じて、なかなかできない。
明らかなパフォーマンスの低下が自分でもよくわかります。
なぜか調子が悪いときがあるものです。
普段どおりに仕事を続けるのも悪くありませんが、注意が必要です。
調子が悪いまま仕事を進めると、普段より不注意が起こりやすくなります。
うっかりミスをしてしまえばリカバリーが必要になって、余計な時間と労力を取られるでしょう。
リカバリーによってストレスがたまれば、ますます調子が悪くなる悪循環です。
1つの判断ミスが、一大事につながることもあります。
場合によっては取り返しのつかないトラブルに発展する可能性もゼロではありません。
調子が悪いときは、無理をしないことが大切です。
「今日は調子が悪いな」と思ったら、調子が悪くてもできる仕事に切り替えましょう。
たとえば、シンプルな事務作業です。
書類の作成、資料の整理、ちょっとした調べ物。
集中力・思考力を要しないシンプルな事務作業であれば、調子が悪くてもできるでしょう。
部屋の掃除をするのも悪くありません。
調子が悪くてだらだらしていてもできる仕事です。
部屋の掃除をしていくうちに気分が乗ってきて、普段の調子を取り戻せることもあります。
仕事を変更が難しい場合は、全部ではなく一部だけでも変更できないか調整してみてください。
都合があって仕事の変更ができない場合もありますが、できる範囲で調整してみるといいでしょう。
会議や打ち合わせなど対面の予定が入っているなら、少し早めに切り上げるだけでも違います。
もちろん特に調子が悪いときは、そのまま仕事を休むことも選択肢です。
休むことも仕事の1つです。
素直に休んだほうが、療養に専念できて体調の回復も早くなるでしょう。
「何が何でも予定どおり進める!」と意地を張るのはよくありません。
仕事は体が資本であり、健康を失ってからでは遅い。
トラブルが起こってからでは手遅れというケースもあるので慎重になりたいところ。
急な予定変更は抵抗を感じるでしょうが、臨機応変に対応することも必要です。
意地を見せるのではなく、勇気を持って臨機応変に対応できる姿勢を身につけてください。
少し予定が遅れてもいいので、調子に合わせて柔軟に仕事を進めていくことが大切です。
「調子が悪い」という自覚があるのは、幸いなことです。
調子が悪いとわかっていれば、必要な対処ができるからです。
トラブルを防止につながって、結果としてスムーズな仕事を実現できます。