会議では、積極的な発言を心がけることが大切です。
提案やアイデアがあれば、どんどん発言しましょう。
意見や感想も、意味があるなら、ばんばん発言しましょう。
疑問点・不明点・矛盾点があれば、そのままにせず、きちんと確認しましょう。
なぜ積極的な発言を心がけるのか。
積極的に発言しないと、会議の意味がないからです。
会議は、社員に負荷のかかるイベントです。
会議を開くときには、社員はいったん自分の仕事を中断しなければいけません。
社員を1つの部屋に集め、一定時間、拘束することになります。
この状態を客観的に見ると、重大なインパクトがあります。
たとえば、1時間の会議に10人の社員を出席させるなら、合計10時間分の仕事が中断することになります。
つまり、1時間の会議で10時間分の価値を生み出さなければ、会議を開く意味がないのです。
会議に出席する人数が増えるほど、会議で生み出さなければいけない価値も大きくなります。
会議でそれだけ大きな価値を生み出すには、出席者がしっかり発言することが必要です。
それぞれの出席者が積極的に発言してこそ、会議の価値も高まります。
黙ったまま話を聞いているだけなら、出席の意味がありません。
会議内容を知りたいだけなら、議事録の確認で済ませるほうがスピーディーです。
意見であれアイデアであれ、思っているだけでは意味がありません。
発言してこそ、周りに伝わります。
「新入社員は発言するな」という雰囲気が漂っているなら、直ちに改善が必要です。
新入社員だからこそ斬新でユニークな視点を持っているのですから、積極的に発言してもらわなければいけません。
特定の人だけが発言している会議なら、その人だけが出席して、ほかの社員は出席しないほうがいい。
代表者しか発言できない雰囲気なら、会議の意味がないので、そもそも会議の廃止を検討したほうがいいでしょう。
会議は社員にとって大きな負荷が伴うイベントですから、実施には慎重になっておく必要があります。
「発言内容が変だったらどうしよう」という不安もあるかもしれませんが、それでも発言したほうがいい。
変だとしても、それがユニークなアイデアを生む可能性があります。
自分の保身を考えていると、いい会議ができません。
陳腐な発言でもいいのです。
自分は陳腐に感じても、ほかの人にとっては新鮮と感じるかもしれません。
役立たない発言であってもかまいません。
発言すれば、少なくとも会議の雰囲気に活気が生まれます。
会議に活気が出ることで、ほかの出席者も発言がしやすくなり、より会議を盛り上げることができます。
とにかく積極的な発言を心がけること。
体裁や失敗を気にせず、積極的な発言を心がけましょう。
「この人はよく発言するな。少しうるさいかもしれない」
そう思われるくらいでちょうどいいのです。
積極的に発言してこそ、会議に出席する意味があります。
少しうるさいと思われるくらいでちょうどいいのです。