「自分に合った仕事は何だろう」
「自分に合った結婚相手は誰だろう」
「自分が進むべき道はどれだろう」
「幸せに生きるための方法は何だろう」
答えを探していませんか。
日頃からたくさん本を読んで、答え探しに精を出している人も多いでしょう。
いろいろ人の話を聞いたり専門家に相談したりして、悩み解決につながる答えを探している人もいるでしょう。
おみくじを引いたり人気の占い師に頼ったりしているかもしれません。
海外旅行で答え探しの旅に出かけている人もいるかもしれません。
「どこかにきっと答えがあるはずだ!」
そう思いながら、あたりをきょろきょろしているでしょう。
早く答えを知りたい気持ちもわかりますが、ここで気づいてほしいことがあります。
残念ですが、答えを見つけようとしてもなかなか見つからないでしょう。
完全な答えは、そうそう見つかるものではありません。
絶対不可能ではありませんが、非常に困難です。
答えは人の数だけ存在します。
世の中は刻々と変化しています。
あなたの状況も刻々と変化しています。
世の中には不確定要素も無数にあります。
変化の多い状況ですから、自分にぴったり合った答えを見つけるのは、なかなか難しいのが現実です。
答えを見つけるのは、大きな砂浜で砂金を見つけるようなもの。
膨大な時間と労力が必要なのはもちろん、運も必要になります。
答えを探すと、長いトンネルが待っているのです。
では、どうするか。
答えを探すのではありません。
ヒントを探しましょう。
ヒントとは、問題を解くための手がかりです。
「完全な答え」ではなく「問題を解くための手がかり」を探しましょう。
ヒントを探す姿勢になれば、対象範囲が広がります。
ヒントはそこら中にあるので、すぐ見つかります。
「これはヒントになるね」と思えば、ガッツポーズです。
ヒントを見つけたら、自分に照らし合わせて解釈します。
不明や不足の部分は、自分の頭で考えてうまく補います。
答えを探すのではなく、ヒントを探してください。
問題を解くための手がかりが見つかれば、大喜びすることです。
ヒントが見つかれば、あとはそれを手がかりにして自分の頭で考えます。
自分の頭で考えることで、考える力も鍛えられます。
たとえば、自分に合った職業を考えるとします。
自分に合った職業は人に聞いたところでわかりません。
本を読んでも答えは見つかりません。
世の中には多種多様な職業があって、数多くの選択肢から正解を探し出すのは膨大な時間と労力がかかるでしょう。
そこで探し方を「答え探し」から「ヒント探し」に切り替えます。
たとえば、尊敬できる人から「好きな道を選びなさい」というアドバイスをいただいたら、ヒントにします。
好きな道であれば自分の頭で考えることができ、職業の方向性が見えてきます。
また、就職と独立の判断もしやすくなるでしょう。
ヒントを手がかりにすれば、人生の選択がうまくいくようになります。
答えを探す人ではなく、ヒントを探す人になってください。
見つける対象を変えるだけなので、すぐできるはずです。
ヒントを探す人は、厳しい世の中をうまく渡り歩けます。