いろいろなものを食べていると、微妙な印象の食べ物と出会うことがあります。
「おいしくもないがまずくもない」という食べ物です。
好きというわけではない。
だからといって嫌いというわけでもない。
これは中途半端な味のときによくあります。
世の中にある食べ物すべてが「おいしい」「まずい」という2択で分けられるものではありません。
どちらでもないことがあります。
もちろんそれはそれで結構なことですが、そのままにしておくのはもったいない。
ここに食の可能性が隠れています。
「おいしくもないがまずくもない」という食べ物は、好きと嫌いのライン上です。
立ち位置が中間なので、ちょっとしたことで好みが変わる可能性があります。
ちょっとしたことで「おいしい」と感じるようになり、好きの範囲に入るかもしれません。
ちょっとしたことで「まずい」と感じるようになり、苦手の範囲に入るかもしれません。
どちらでもないからこそ、どちらにもなり得るということです。
ここであなたの工夫の出番です。
できるだけおいしく感じるよう努力してみてください。
何とかおいしく感じるように、味付けや食べ方を工夫してみましょう。
味覚や味の感じ方は状況によって変わるため、工夫の余地があります。
たとえば、1つの工夫として次のことが挙げられます。
味の感じ方がポジティブになって、おいしいと感じるようになることがあります。
うまくいけば「どちらでもない」から「どちらかというとおいしい」に変えることができます。
おいしく感じるようになったらラッキーと喜んでください。
「おいしく感じる食べ物が1つ増えた」ということです。
もっとうまくいけば、好きな食べ物が1つ増えることになるかもしれません。
食生活が豊かになって、人生をより楽しめるようになるのです。