執筆者:水口貴博

人生を豊かにする30の気づき

16

なぜ大きな仕事は、1人でやってはいけないのか。

なぜ大きな仕事は、1人でやってはいけないのか。 | 人生を豊かにする30の気づき

大きな仕事を1人で、やろうとしていませんか。

「大変そうだけど、1人でやろう。たぶん何とかなるだろう」

ちょっと待ってください。

それはよくありません。

大きな仕事は、仲間と協力しながら取り組んでいくものです。

小さな仕事ならいいのです。

簡単ですぐ終わるでしょう。

自分の考えで判断・決定して処理してもいいでしょう。

最初から最後まで1人で担当したほうが手っ取り早いでしょう。

小さな仕事は責任も小さいので、うまくいかなくても、修正も簡単でしょう。

やり直しが利くことも多いはずです。

しかし、ここでよくありがちな落とし穴があります。

自分の力を過信して、大きな仕事も1人でやってしまう傾向があるのです。

大きな仕事を1人でするのは、単なる思い上がり

「大きな仕事は小さな仕事の集まりだよね。小さな仕事が1人でできるなら、大きな仕事も1人でできるだろう」

たしかに大きな仕事は、小さな仕事の集まりです。

小さな仕事ができるなら、後はその積み重ねなので、大きな仕事もできそうな気がします。

こつこつ地道に進めれば、不可能ではないでしょう。

大きな仕事であっても、自分を信じて1人でやろうとしがちです。

これは違うのです。

自信ではありません。

自意識過剰です。

うぬぼれであり、思い上がりです。

1人でできる仕事には限界があります。

大きな仕事は、1人でやれる・やれないという問題ではありません。

むしろやってはいけないことです。

大きな仕事は、仲間と協力しながら取り組んでいくもの

大きな仕事は、1人でやるものではありません。

仲間と協力しながら取り組んでいくものです。

1人でやるには荷が重すぎます。

大きなストレスに悩まされることでしょう。

量も多いので、時間がかかりすぎます。

責任も大きすぎます。

そもそもすべて1人で抱え込むと、納期に間に合わない可能性も高くなります。

自分の力だけで仕事ができると思っているなら誤解です。

時間も体力もスキルも、1人の力は程度が知れています。

自分の能力を過信せず、謙虚に考えることが大切です。

大きな仕事の場合は、チームワークで取り組もう

大きな仕事は、1人で取り組んではいけません。

チームワークで取り組みましょう。

メンバーを集め、組織を作って、チームワークで進めましょう。

上手に人の手を借り、メンバーと力を合わせて取り組むことです。

スポーツの団体競技はチームプレーが大切ですが、大きな仕事でも同じです。

上手に人の力を借り、メンバーと力を合わせてチームで進めていくのです。

そうすれば、大きな仕事であっても、素晴らしい結果を発揮できます。

小さな仕事が1人でできるからと言って、大きな仕事まで1人でしないことです。

1人でできることでも、あえて1人で取り組みません。

1人でするより、人の力を借りるほうが謙虚です。

素晴らしい仕事を成し遂げたいなら、なおさらチームワークで取り組むことです。

不得意なところは、得意な人に任せたほうがいい

大きな仕事となると、1つくらい自分にとって不得意なところが出てくるものです。

不得意なところであっても、無理やり自分で頑張るのも悪くありませんが、それは仕事の質を下げることになります。

つまらないプライドを捨てることです。

不得意なところは、得意な人に任せたほうがいい。

大きな仕事は小さく分けて、それぞれの人が自分の得意分野に集中するのが理想です。

そのほうが仕事がスムーズに進み、仕事の完成度も高くなります。

大きな仕事は、人の手を借りるのが正攻法

人の手を借りることは、恥でも罪でもありません。

惰性でも敗北でもありません。

当たり前のことです。

そうするほうがいいのです。

大きな仕事は、人の手を借りるのが正攻法です。

複数メンバーとタッグを組んでチームで進めたほうが、仕事のスピードが速くなり、質も上がります。

仕事を小さく分けて、それぞれの得意分野に集中したほうがいい。

体力の節約だけでなく、時間の節約にもなります。

チームで進めれば、1人あたりの仕事量が減ることで余裕が生まれます。

余裕ができれば、笑顔になれたりリラックスができたりします。

結果として、スムーズに大きな仕事を達成できます。

チームワークを実現するから、素晴らしい仕事も実現できるのです。

人生を豊かにする気づき(16)
  • 大きな仕事は、1人でできても1人で取り組まず、人の手を借りながら進めていく。
なぜ私たちは「大切」とわかっていても、見落としてしまうのか。

人生を豊かにする30の気づき

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  4. なぜ服装によって、建物に入る前の脱着マナーが異なるのか。
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  10. なぜアパレル店員は、積極的な接客を仕掛けてくるのか。
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  12. なぜハッピーエンドの最終回だけ見ても、感動できないのか。
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  14. なぜあの参拝者は、拝むのが長いのか。
  15. なぜ人は、歴史の勉強をするのか。
  16. なぜ大きな仕事は、1人でやってはいけないのか。
  17. なぜ私たちは「大切」とわかっていても、見落としてしまうのか。
  18. なぜ、過去の栄光を自慢すると、むなしさを感じるのか。
  19. なぜ陳腐なギャグを笑えないのは問題なのか。
  20. なぜ世界が変わるのを待ってはいけないのか。
  21. なぜ親からの仕送りには、いつも余計なものが入っているのか。
  22. なぜ親は「ちゃんと食べてる?」とわかりきったことを聞いてくるのか。
  23. なぜ成功者は「あまり本を読んでいない」と答えるのか。
  24. なぜ奇跡は、いつも最後に起こるのか。
  25. 自分にとって悪い天候は、誰かにとって良い天候。
  26. 自分の名前の由来は知っていても、親の名前の由来を知っている人は少ない。
  27. 不採用になったアイデア同士を組み合わせると、素晴らしいアイデアが生まれる。
  28. 頂き物が温かいということは、近場で出来たてを買ったということ。
  29. 床を掃除することはあっても、天井を掃除することは少ない。
    最後に天井を掃除したのはいつですか。
  30. よく会うからといって親しいとは限らない。
    あまり会わないからといって親しくないとも限らない。

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