執筆者:水口貴博

人生を豊かにする30の気づき

21

なぜ親からの仕送りには、いつも余計なものが入っているのか。

なぜ親からの仕送りには、いつも余計なものが入っているのか。 | 人生を豊かにする30の気づき

学生時代のころ、親から仕送りをしてもらうことがあるでしょう。

社会人になって働き始めたばかりのころも、親からの仕送りに助けられることがあるのではないでしょうか。

生活に苦しいときの仕送りは本当に助かりますね。

仕送りをいただくのは、お金をもらっているのと同じことです。

仕送りをたくさん送ってもらったときは、大金をもらっているのと同じことになるので、感謝しかありません。

この仕送りで、よく見られる光景があります。

親からの仕送りには、たいてい「余計なもの」が入っています。

お願いしたものが入っているのはいいのですが、お願いしていないものまで入っているでしょう。

食べにくいもの、使いにくいもの、好きではないもの。

まったく必要ないものが入っていると、ちょっと扱いに困ってしまいます。

「親は私を困らせようとしているのかな?」と思うかもしれませんが、そうではありません。

なぜ親からの仕送りには、いつも余計なものが入っているのか。

余計なものを入れたくなるのは、親からの愛情です。

親からの愛情がある証し

親は仕送りで箱詰めをしているとき、あなたの生活を案じました。

「これも喜んでくれるかな」

「必要になるかもしれない」

「念のため入れておこう」

「少しでも足しになれば」「少しでも喜んでもらえれば」と、詰めるだけ詰め込みました。

親としては子どものためを思えば思うほどいろいろ入れたくなり、つい入れすぎてしまうのです。

いずれ自分が親になり、わが子に仕送りをする立場になれば、わかります。

自分も同じように「少しでも足しになれば」「少しでも喜んでもらえれば」と仕送りの箱にたくさん詰め込みたくなるでしょう。

お礼の電話をするときに「余計なものを入れないで!」と怒鳴るのは要注意です。

言いたくなるところですが、喉のところで止めて、素直にお礼を言うのが得策です。

「○○も入れてくれたんだね。ありがとう!」

親に悪気はないのですから、気持ちだけは丁寧に受け取っておくのがいいでしょう。

どうしても不要なものであれば、友人や近所の人にプレゼントするといいでしょう。

必要としている人にプレゼントすれば、喜んでもらえます。

迷惑になって二度と送ってほしくないものなら、言い方に注意したうえで伝えるようにしましょう。

「○○をありがとう。気持ちは嬉しいけど、ちょっと必要ないかな」

配慮に感謝したうえで不要であることを伝えれば、親も理解してくれるはずです。

自分としては余計に感じるかもしれませんが、そこには親からの純粋な愛情があるのは間違いありません。

仕送りには、余計なものが入っているほうがいいのです。

親からの仕送りに余計なものが入っているのは、ありがたいことです。

人生を豊かにする気づき(21)
  • 親からの仕送りに余計なものが入っていたら、愛情の証しとして受け止める。
なぜ親は「ちゃんと食べてる?」とわかりきったことを聞いてくるのか。

人生を豊かにする30の気づき

  1. なぜ人の目は、前にしかないのか。
  2. なぜ「暇なときに会いましょう」という言い方では、会ってくれないのか。
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  12. なぜハッピーエンドの最終回だけ見ても、感動できないのか。
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  17. なぜ私たちは「大切」とわかっていても、見落としてしまうのか。
  18. なぜ、過去の栄光を自慢すると、むなしさを感じるのか。
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  20. なぜ世界が変わるのを待ってはいけないのか。
  21. なぜ親からの仕送りには、いつも余計なものが入っているのか。
  22. なぜ親は「ちゃんと食べてる?」とわかりきったことを聞いてくるのか。
  23. なぜ成功者は「あまり本を読んでいない」と答えるのか。
  24. なぜ奇跡は、いつも最後に起こるのか。
  25. 自分にとって悪い天候は、誰かにとって良い天候。
  26. 自分の名前の由来は知っていても、親の名前の由来を知っている人は少ない。
  27. 不採用になったアイデア同士を組み合わせると、素晴らしいアイデアが生まれる。
  28. 頂き物が温かいということは、近場で出来たてを買ったということ。
  29. 床を掃除することはあっても、天井を掃除することは少ない。
    最後に天井を掃除したのはいつですか。
  30. よく会うからといって親しいとは限らない。
    あまり会わないからといって親しくないとも限らない。

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