人と会う約束をするとき、どのような言い方をしていますか。
「いつごろが暇ですか」
「暇なときに会いましょう」
「暇なら会おう」
こうした言い方に心当たりがあれば要注意です。
会ってもらいにくくなる誘い方だからです。
「暇なとき」という言い方がよくありません。
誰でも暇な人間と思われたくはありません。
「暇な時間があるか」と聞かれれば、反射的に「ない」と答えたくなります。
「暇な時間」という言葉に、ネガティブな印象を受けます。
もちろん誘う側に悪気はないのでしょうが、大切なことは「相手がどう感じるか」です。
相手が快く思わない言い方は避けるに越したことはありません。
「暇なとき」と言えば、相手は自由に時間を選べそうですが、実際は逆効果です。
失礼な印象があって、悪いほうに誤解されやすい。
会うチャンスを逃しやすくなるのです。
「暇なとき」というフレーズは禁句なのです。
会う約束は、具体的にするのがポイントです。
「明日の3時はいかがですか」という具体的な言い方が理想的です。
いきなり時間を決めるのは失礼ではありません。
むしろ相手に喜ばれます。
はっきり時間を言うことで「本気で会いたがっている。それだけの価値が自分にある」という気持ちが相手に伝わります。
喜んで、会ってもらえるようになります。
時間の都合が悪ければ、相手の状況を尋ねて、時間を調整すればいいだけです。
ささいな言い方で出会いが変わるのです。