ビジネスで企業を訪問する際、スーツは、建物に入る前に着るのがマナーです。
よほど暑い状況を除いて、スーツを着てから訪問しましょう。
外のお手洗いで身だしなみを整えてから企業を訪問するとスムーズです。
一方、コートの場合は逆です。
企業を訪問する際、コートは、建物に入る前に脱ぐのがマナーとされています。
さて、ここで1つ疑問が浮かびます。
どちらも服ですが、心がけるべきマナーは逆です。
スーツは着てから入りますが、コートは脱いでから入ります。
なぜ服装によって、建物に入る前の「着るべき・脱ぐべき」というマナーが異なるのでしょうか。
理由は「正装であるかどうか」です。
ビジネスにおいて、スーツは正装である一方、コートは正装ではありません。
スーツは必須ですが、コートはあくまで任意。
ビジネスで企業を訪問する際、スーツの着用は必要ですが、コートは正装ではないため、脱ぐのがマナーとされています。
もう1つ加える理由として「コートに付いた汚れを建物の中に入れない」という意味もあります。
以上の理由のため、スーツとコートでは、建物に入る前の脱着マナーが異なるのです。