冷静なときは「いらいらしても態度に出さないようにしよう」と思います。
ところが、いざそのときになると思うようにいかないものです。
いらいらしているときは、理性を失いかけているときです。
ぎりぎり理性は保たれていますが、余裕がなくて危ない状況です。
いらいらしたときは、言動がとげとげしくなりやすい。
神経が高ぶっているときは、感情のコントロールが難しく、丁寧な振る舞いが難しいもの。
心に余裕がないため、態度が悪くなったり言葉遣いが乱暴になったりします。
態度や言葉遣いが悪くなってしまい、冷静になってから後悔をすることが少なくありません。
ここで、いらいらしていても丁寧に振る舞う方法を紹介します。
シンプルな方法です。
いらいらしたときの対処ルールをあらかじめ作っておけばいいのです。
「あらかじめ」というのがポイントです。
理性が失われかけているときに、対処ルールを考えるのはなかなか難しい。
いらいらしてから、ルールを考えるのでは遅すぎます。
いらいらしているときは、なかなか冷静な思考ができません。
思考に余裕がなくなっていて、いっぱいいっぱいの状態です。
そのため冷静である今のうちに作っておくことが有効です。
余裕があるため、しっかり頭に叩き込んでおけます。
いらいらしても、あらかじめ作っておいたルールに従って行動するだけです。
ルールがありなしでは、意識が違います。
ルールがあれば、いざというときの行動指針になります。
感情の抑制効果が高まって自覚を促しやすくなります。
あらかじめルールを作っていてもうまくいかないときもありますが、少なくとも作っていないよりはベターです。
頭の奥まで刻み込んでおきましょう。
夢に出てくるくらい、強く意識しておきましょう。
しっかり意識することで「自分との契約」となります。
いらいらしたときのルールは次のとおりです。
「いらいらしたときは、普段より丁寧に振る舞う」
このルールを頭の中に叩き込んでおきましょう。
シンプル・イズ・ベストです。
「普段より丁寧」というところがポイントです。
いらいらしているときは、丁寧にしたくても雑になりやすいため「普段より丁寧」を意識するくらいでちょうどよくなります。
「いらいらしたときは、普段より丁寧に振る舞う」というルールを、あらかじめ頭に叩き込んでおきましょう。
シンプルなルールですが、だからこそ意識しやすくなり実用的です。
自分との契約として、しっかり胸に刻んでおきましょう。